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【エクセルVBA】最初っから知っておきたいVBEのショートカットキーまとめ

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Shortcut

photo credit: Nicholas Erwin The Alley Between the Diner via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

エクセルVBAの業務効率を上げるためのVBEのテクニックについてシリーズでお伝えしています。

前回はこちらの記事。

【エクセルVBA】VBEの背景色や文字色を変更して画面を見やすくしよう
エクセルVBAの作業効率&快適さを劇的に上げるVBEの使い方についてお伝えしていますが、今回はVBEの背景色や文字色を変更して画面を見やすくするシンタックスハイライトの設定方法とおすすめ設定についてです。

VBEのシンタックスハイライトの機能で好みの配色にする方法についてお伝えしました。

業務効率といえばショートカットキーの活用は外せませんよね。

今回は、エクセルVBAを始めるなら最初っからマスターしておきたいショートカットキーについてです。

VBEには便利なショートカットキーがたくさんあるのですが、その中から最低でもこれは使えて欲しいというショートカットキーを厳選してまとめました。

ぜひ、マスターしていただければと思います!

VBEの起動

これは基本中の基本ですね。

エクセルのブックを開いている状態で、VBEが起動するショートカットキーです。

  • Alt + F11VBEの起動

インデント

コードをキレイに書くためにはインデントが重要です。

  • Tabインデントをする
  • Shift + Tabインデントを戻す

複数行まとめてインデントもできますよ。

VBEで複数行をインデント

ちなみに、複数行の選択は Shift + / でできますよ。

入力候補の表示

これも必須テクですね。

VBEにはかなり優秀な入力補完機能がついています。つまり、文字入力を途中までした時点で

  • Ctrl + Space入力候補の表示

このショートカットキーを使うと、その文字からはじまる単語の候補一覧が表示されるのです。

VBEで入力補完機能を使う

一覧から上下キーで選択したら、Tab キーで確定です。

なお、候補がたった一つの場合は、一覧のウィンドウは出ずに、その単語がそのままコードウィンドウに入力されます。

宣言、定義されていればプロシージャ名や変数などでも使えますよ。

この機能はとっても便利なので、シリーズ内の別の記事でも詳しくお伝えしたいと思います。

実行とステップイン

実行に関するショートカットキーは、既に知っている方も多いと思います。

実行したいプロシージャにカーソルがある状態で

  • F5実行
  • F8ステップイン

ですね。

ステップインは一行ずつ実行する実行方法です。

デバッグの時などに重宝しますね。

コードウィンドウとイミディエイトウィンドウの移動

ここからは移動に関するショートカットキーが続きますよ。

まず、コードウィンドウとイミディエイトウィンドウの移動についてのショートカットキーです。

  • F7コードウィンドウの表示、移動
  • Ctrl + Gイミディエイトウィンドウの表示、移動

おそらく上達すればするほどイミディエイトウィンドウにはお世話になるはずですので、結果としてこの二つのウィンドウを行ったり来たりします。

その都度マウスに手をかけていたら、時間がもったいなくて仕方がないですものね。ショートカットキーでサクっと移動しましょう。

VBEでウィンドウ間を移動

また、それぞれのウィンドウが表示されていない場合は、上記のショートカットキーで表示をさせることができます。

プロシージャの移動

プロシージャの移動もマウスを使わずにショートカットキーを使うのがオススメです。

  • Ctrl + 前のプロシージャに移動
  • Ctrl + 次のプロシージャに移動

モジュールにプロシージャを作れば作るほど、プロシージャ間の移動が面倒になります。マウスでの移動はやめて、ショートカットキーの移動にすると、サクサク移動ができるようになります。

VBEでプロシージャを移動

また、モジュールの先頭に一気に移動したいときはこちらのショートカットキーを使うことができますよ。

  • Ctrl + Homeモジュールの先頭に移動

単語の移動と選択

お次は同じステップでの単語の移動についてのショートカットキーです。

  • Ctrl + 前の単語に移動
  • Ctrl + 次の単語に移動

マウスだと「ここ!」という場所にカーソルを合わせるのが意外と難しいですからね、これで長いステップでも目的の単語にスムーズに移動できるというものです。

VBEで単語の移動

また、単語の移動に Shift キーを組み合わせると、単語の選択のショートカットキーになります。

  • Ctrl + Shift + 前の単語を選択
  • Ctrl + Shift + 次の単語を選択

邪魔な単語を削除したい、または書き直したいときに便利ですね!

変数やプロシージャを定義したところへ移動する

次のは、あまり知らない人が多いかと思うのですが、これがとってもオススメです。

例えば、とある変数があったとして、その変数宣言している箇所にショートカットキー一発で移動することができます。そして、さらにそこから元の位置に戻ることもできます。

この機能をVBEでは「定義の表示」というかしこまった名前で呼んでいます。

  • Shift + F2定義の表示
  • Ctrl + Shift + F2定義の表示から元の位置へ戻る

変数に関しては、スコープをなるべく狭く、つまり宣言する位置と実際に使う位置を近くにしておくほうが良いのですが、どうしてもその距離が離れてしまったときなどは、こうして宣言位置に瞬時に移動できると便利です。

VBEで変数の定義を表示する

実はこの定義の表示ですが、変数だけでなくプロシージャでも機能します。

VBEでプロシージャの定義を表示する

これは便利ですよね!

まとめ:VBEのショートカットキー一覧

以上、VBEでとってもオススメのカーソル移動に関するショートカットキーまとめでした。

カーソル移動に絞っても便利なショートカットキーがたくさんありましたでしょ?

最後に紹介したショートカットキーを一覧しておきますね。

ショートカットキー 動作
Alt + F11 VBEの起動
Tab インデントをする
Shift + Tab インデントを戻す
Ctrl + Space 入力候補の表示
F5 実行
F8 ステップイン
F7 コードウィンドウの表示、移動
Ctrl + G イミディエイトウィンドウの表示、移動
Ctrl + 前のプロシージャに移動
Ctrl + 次のプロシージャに移動
Ctrl + Home モジュールの先頭に移動
Ctrl + 前の単語に移動
Ctrl + 次の単語に移動
Ctrl + Shift + 前の単語を選択
Ctrl + Shift + 次の単語を選択
Shift + F2 定義の表示
Ctrl + Shift + F2 定義の表示から元の位置へ戻る

ぜひ、ご活用下さい!

次回ですが、残念ながらデフォルトでショートカットキーがない「コメントブロック」について、自前のショートカットキーを設定する方法についてお伝えしたいと思います。

どうぞお楽しみに!

連載目次:エクセルVBAの作業効率&快適さを劇的に上げるVBEの使い方

エクセルVBAの作業では、プログラムとかその書き方に目が行きがちですが、その道具であるVBEの使い方ひとつで、コーディングやデバッグの作業効率が劇的に変わりますよ。そんなテクニックやノウハウをお伝えします。
  1. 【エクセルVBA】VBEの背景色や文字色を変更して画面を見やすくしよう
  2. 【エクセルVBA】最初っから知っておきたいVBEのショートカットキーまとめ

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