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みなさん、こんにちは！
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
Google Apps Scriptの超入門シリーズということで、Botの作り方を通して、GASプログラミングの基礎を学んでいっております。
前回の記事はこちらです。
GASプログラミングの基本中の基本、変数とデータ型についてお伝えしました。
さて、まだBotづくりの雰囲気があんまり見えてこないですが、もうちょっとお付き合いください。
今回は、これまで何度か登場してきた「Logger.log」についてです
Google Apps Scriptでログを表示するLogger.logの使い方についてお伝えします。
では、行ってみましょう！
前回のおさらい：ログ出力するスクリプト
では、前回のおさらいから行きましょう。
紹介したプログラムはこちらです。
function myFunction() {
var num = 10;
Logger.log(num);
var msg = 'Hello GAS!';
Logger.log(msg);
}
numそしてmsgという変数を宣言し、それぞれ10という数値と「Hello GAS!」という文字列をログ出力する関数です。
実行して、ショートカットキー Ctrl + R（Macの場合は command + R）でログダイアログを開くと以下のように表示されますよね。
Logger.logでログを出力する
Logger.logは指定した値をログ出力する命令で、以下のように記述します。
ログ出力は、何か素敵な業務の自動化を実現するわけではありません。
では、何に使うかと言うと、開発中やデバッグ中に、変数やプロパティの値などを出力して、スクリプトの動作が正しいかどうかといったことを確認するために活用します。
大変お世話になるはずです。
こまめに利用しながら、開発を進めるようにしましょう。
書式を使ったログ出力
さて、そのLogger.logによるログ出力ですが、より便利な使い方がありますのでそれも合わせてお伝えしておきます。
まず、以下のスクリプトを入力して実行してみましょう。
function myFunction() {
var x = 10, y = 5;
Logger.log('%s と %s の和は %s です。', x, y, x + y);
var msg = 'Hello GAS!';
Logger.log('GASによるメッセージ: %s', msg);
}
実行すると以下のようにログ出力されます。
「%s」という謎の記号が含まれていますが、これはLogger.logでログ出力をする上で、GASプログラミングの強力な味方になってくれる素敵なやつです。
書式を使ったLogger.log
これは、同じくLogger.logの命令なのですが、以下のような書き方を使うことで、文字列と変数（または式）を組み合わせたログ出力を簡単に記述することができます。
書式は文字列形式で表現しますが、その中に記述した「%s」記号の位置に、値1、値2、…と順番に挿入してログ出力してくれます。
これですが、%sを使わずにやろうとすると連結を使うと、例えばこんなふうになっちゃいます。
Logger.log(x + 'と' + y + 'の和は' + (x + y) + 'です。');
書きたくないっす…。
とうことで、この%sを使ったLogger.logもぜひ覚えておいてくださいね。
まとめ
以上、Google Apps Scriptでログ出力をするLogger.logの使い方についてお伝えしました。
シンプルに値を出力する基本のLogger.logに加えて、%s記号による書式を使ったLogger.logもとても便利ですので、ぜひご活用ください.
次回、Google Apps Scriptで実行したときのスプレットシートの認証についてお伝えします。
どうぞお楽しみに！