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AppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法

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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。本シリーズでは、超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。

前回はこちらの記事。

スマホ版AppSheetのアプリギャラリーとホーム画面への追加方法
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。今回はスマホ版AppSheetのアプリギャラリーとホーム画面への追加についてです。

AppSheetで作成したアプリのスマホでの操作方法についてお伝えしました。

さて、これまではQuick Startから進めてきて、「データから作る」方法でAppSheetのプロトタイプアプリを作成してきました。

実はAppSheetでプロトタイプアプリを作る方法は、これを合わせて全部で3つあります。

ということで、今回はAppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法について、それぞれどのようなものかお伝えしていきます。

では、行ってみましょう!

AppSheetのプロトタイプアプリを作る3つの方法

AppSheetのプロトタイプアプリを作る3つの方法を知るために、まずAppSheetにログインしましょう。

以下AppSheetのトップページを開いて「My account」をクリックします。

AppSheet : mobile apps from spreadsheets :
Make apps with no-code. AppSheet's no-code app building platform allows you to quickly build apps to collect, or connect to, data. Start building for free now.

AppSheetのトップページ

サインインが済んでいれば、以下の「My Apps」のページが開きます。

「+New app」をクリックしましょう。

AppSheetのMy Appsのページ

すると、以下のように「Create a new app」の画面が表示され、3つの方法を選択できるようになっています。

AppSheetの3つのアプリの作り方

本シリーズでは、アプリを作ったことがないユーザー向けにレコメンドされる「Quick Start」から作成したので見逃してしまいましたが、実はAppSheetのプロトタイプアプリの作り方はこのように3つあるのです。

  • Start with your own data: データから作る
  • Start with an idea: アイデアから作る
  • Start with a sample app: サンプルから作る

それぞれ詳しくお伝えしていきましょう。

データから作る: Start with your own data

前回まで進めてきたのは、「Start with your own data」で、スプレッドシートなどのデータから作る方法でした。

きちんと整っているデータがあるなら、この方法が最も速くアプリを作れるかも知れません。

しかし、もしデータが存在していない場合や、とりあえず触ってみたいというときには、データ準備するの面倒ですよね…

その場合は、他の方法を選択するのがよいということになります。

アイデアから作る: Start with an idea

そこで、おすすめなのが「Start with an idea」。「アイデアから作る」方法です。

以下のような入力欄があり、そこに作りたいアプリに持たせたいデータの種類などのキーワードを入力していきます。

AppSheetで「アイデア」を入力する画面

すると、以下画面のように「サジェスト」が表示されるので、それを選択していくことでアプリの機能を構築していくことができるのです。

キーワードを入力するとサジェストが表示

すごいですよね…!!

この方法で作り始められる、というのはAppSheetの大きな特徴のひとつかも知れません。

ただ、この入力欄で日本語は認識してくれません。残念。

なので、英語で頑張る…ということになります。

サンプルから作る: Start with a sample app

そして、もうひとつの方法が「Start with a sample app」、つまりサンプルから作る方法です。

以下のように、9のカテゴリがあり、さらにそれぞれに3~20のサンプルアプリが用意されています。

AppSheetでサンプルからアプリを作る

全部で数十以上あるでしょうサンプルから、目的に近いものを選んでカスタマイズしたり、参考にしたりができるというわけです。

しかし…サンプルのすべては英語…。

英語が自在に操れるのであれば、強い味方になるはずなのですが…、そうでないなら立ち向かう覚悟が必要ですね。

まとめ

以上、AppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法をお伝えしました。

データから作る、アイデアから作る、サンプルから作る、という3つの「最初の一歩」が用意されているのは、AppSheetの大きな特徴かなと思います。

ぜひ、状況に合わせて作り方も選択してみてください。

次回はアイデアから作る方法を詳しく見ていきたいと思います。

どうぞお楽しみに!

連載目次:超初心者向け!はじめてのApp Sheetでアプリ作り

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。コードを一切書かずにアプリが作れる…ノンプログラマー的にはそんな素晴らしい技術は使わない手はないでしょう!本シリーズでは、その第一歩として超初心者向けのチュートリアルということで、AppSheetによるアプリ開発を体験していきます!
  1. AppSheetとは何か?そしてそれを学ぶメリットと注意すべきポイントは?
  2. ノーコード開発プラットフォームAppSheetに無料でサインアップしよう
  3. AppSheetでスプレッドシートのデータから自動でプロトタイプアプリを作る手順
  4. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ閲覧機能を眺めてみよう
  5. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ追加&編集機能を使ってみよう
  6. AppSheetで自動作成されたプロトタイプアプリのメニューを眺めてみよう
  7. AppSheetで無料で作成したアプリを初めてデプロイする手順
  8. AppSheetで無料&自動で作成したアプリをスマホにシェアしよう!
  9. スマホ版のAppSheetアプリからデータの編集と追加をする方法

AppSheetでアイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順

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idea

photo credit: Geoff Livingston The Best Ideas Stand Out via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。本シリーズでは、超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。

前回の記事はこちら。

AppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。本シリーズでは、超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。今回はAppSheetでアプリを作る3つの方法を紹介します。

AppSheetでプロトタイプアプリを作る3つの方法について概要をお送りしました。

シリーズを通して、「データから作る」は試してきましたので、今回は別の方法を試してみましょう。

ということで、AppSheetでアイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順をお伝えします。

では、行ってみましょう!

AppSheetのアプリをアイデアから作る

ということで、AppSheetのアプリをアイデアから作っていきましょう。

まずは、AppSheetのログイン後の「My Apps」のページから、「+New app」をクリックしましょう。

AppSheetのMy Appsのページ

「アイデアからはじめる」ですから、「Start with an idea」を選択ですね。

AppSheetでStart with an idea

ひとつのキーワードからアプリを作る

すると、以下のような画面になりますね。

AppSheetで「アイデア」を入力する画面

What kind of data does your app have?

つまり「アプリにはどのような種類のデータを持ってますか?」と尋ねられています。

それについてのキーワードを入力してプロトタイプアプリを作ることができます。

では、例えば従業員管理アプリを作るという想定で、「employee」と入力してみます。

「従業員」という意味ですね。

すると、入力欄の下に以下のようなサジェストが表示されます。

this app has a collection of Employees

「このアプリは従業員のコレクションを持ちます」ということですが、この部分はクリックできますので、クリックしてみましょう。

AppSheetでアイデアに関するキーワードを入力

少し待つと、この情報をもとにプロトタイプアプリが右側に出現します。

もうだいぶ出来上がっている感じで、従業員一覧がdeck viewになっているようですね。

試しに「Employee 1」をクリックします。

AppSheetでアイデアから作成したアプリのdeck view

すると、以下のようにdetail viewに遷移します。

AppSheetでアイデアから作成したアプリのdetail view

どうやら「Employee」はデータとして以下を持っているようです。

  • Photo: 画像(例えば顔画像などの)
  • Name: 名前
  • Email: メールアドレス
  • Phone Number: 電話番号
  • Work Address: 住所

そして、メールや電話、地図などのアイコンを押すと、それぞれのデータに対してメールを送ったり、電話をかけたり、地図を開いたりということができそうです。優秀。

別のキーワードの追加入力でアプリに機能を追加する

アイデアを入力する欄ですが、別のキーワードを追加で入力することができます。

例えば「部署」を表すキーワード「department」と入力します。

すると以下のサジェストほかいくつかが表示されますね。

a Department has many Employees

「部署はたくさんの従業員を持ちます」という意味ですが、これもクリックしましょう。

AppSheetのアイデアから作成で追加のキーワードを入力する

あ、ちなみにこの候補たちですが、 [Shift] + クリックで複数選択可能です。

すると、またプロトタイプアプリに変更が加えられ、「Department 2」というページが開きました。

スクロールして見てみます。

AppSheetのアイデアでキーワードを追加してアプリを変更

どうやら「Department」はデータとして以下を持っているようです。

  • Logo: アイコン画像
  • Name: 部署名
  • Description: 部署の説明
  • Employees: 従業員のリスト

AppSheetのDepartmentの詳細ページ

また、ある従業員のdetail viewを再度開くと、以下のように「Department 16」がデータとして追加されていることがわかります。

AppSheetのEmployeeの詳細ぺージ

このようにして、「キーワード入力」→「サジェストを選択」を繰り返していくことで、プロトタイプアプリを作り込んでいくことができます。

アプリをエディタに反映する

ある程度プロトタイプアプリを作り込むと「Start and Refine」というボタンがクリックできるようになります。

「保存して精製する」という意味ですが、つまりアプリをエディタに反映して編集可能な状態にします。

AppSheetでアプリをSave and Refine

ちなみに、左下の「Start over」をクリック→「Really start over?」をクリックすると、やり直しができます。

作りたいものとずれてしまったときや、「Save and Refine」がなかなか表示されないときには、やり直すとよいでしょう。

「Save and Refine」の後、以下のようにアプリ名の入力を求められますので入力して、「Go!」をクリックします。

AppSheetでアイデアで作成したアプリ名を入力

少し待つと以下のようにエディタに反映されてアプリを編集できるようになります。

アイデアから作成したAppSheetのアプリをエディタで開いた

まとめ

以上、AppSheetでアイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順をお伝えしました。

アイデアから作成したアプリ、中身はいったいどのようになっているのでしょうか?

次回、その中身を見ていきましょう。

どうぞお楽しみに!

連載目次:超初心者向け!はじめてのApp Sheetでアプリ作り

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。コードを一切書かずにアプリが作れる…ノンプログラマー的にはそんな素晴らしい技術は使わない手はないでしょう!本シリーズでは、その第一歩として超初心者向けのチュートリアルということで、AppSheetによるアプリ開発を体験していきます!
  1. AppSheetとは何か?そしてそれを学ぶメリットと注意すべきポイントは?
  2. ノーコード開発プラットフォームAppSheetに無料でサインアップしよう
  3. AppSheetでスプレッドシートのデータから自動でプロトタイプアプリを作る手順
  4. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ閲覧機能を眺めてみよう
  5. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ追加&編集機能を使ってみよう
  6. AppSheetで自動作成されたプロトタイプアプリのメニューを眺めてみよう
  7. AppSheetで無料で作成したアプリを初めてデプロイする手順
  8. AppSheetで無料&自動で作成したアプリをスマホにシェアしよう!
  9. スマホ版のAppSheetアプリからデータの編集と追加をする方法
  10. スマホ版AppSheetのアプリギャラリーとホーム画面への追加方法
  11. AppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法

AppSheetでアイデアから作成したアプリのテーブルやカラムを眺めてみよう!

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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。本シリーズでは、超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。

前回の記事はこちら。

AppSheetでアイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。本シリーズでは、超初心者向けのはじめてのアプリ作りについてお伝えしています。今回は、アイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順です。

AppSheetで「アイデアから作る」でプロトタイプアプリを作成しました。

ところで、アイデアから作ったアプリ…どのような構成で作られたのか…気になりますよね?

ということで、AppSheetでアイデアから作成したアプリの構成を眺めてみよう!をお送りします。

では、行ってみましょう!

前回のおさらいと作成したアプリの概要

前回、「Employee」とか「Department」というキーワードからサジェストされた機能から、プロトタイプを作ってみました。

そのアプリがどのような構成で作られているのか…それは、AppSheetのエディタやデータ元となっているスプレッドシートを見ることで実はわかるんですね。

今回は、それを見ていこう!というものです。

それで、「アイデアから作る」でアプリを「Save and Refine」した後の、AppSheetのエディタの画面がこちらです。

アイデアから作成したAppSheetのアプリをエディタで開いた

これは左側のメニューの「Info」→「Spec」タブを開いた画面で、アプリの全体構造を表しています。

  • オレンジの丸: View
  • 水色の四角: Table

を表していて、マウスでドラッグするとぷるんぷるん動いて気持ちいいです。

どうやら、テーブルDepartmentは、Employeeのデータを複数持つということもわかりますね。

アイデアから作ったアプリのテーブルを調べる

テーブルとスプレッドシート

ではまず、その「Table」を覗いてみましょう。

Tableというのはテーブル、つまりデータを表形式に置いたものです。

左側のメニューから「Data」、そして上部の「Tables」のタブを選択します。

すると、「Employee」「Department」という2つのテーブルがあるということがわかりますね。

AppSheetでテーブルを見る

「Employee」をクリックすると、以下のように展開されます。

Table Name、つまりテーブル名が「Employee」であること、データについて更新・追加・削除が許可おらず読み取り専用であることなどがわかりますね。

では、「View Source」というボタンをクリックしてみましょう。

AppSheetでデータソースのスプレッドシートを見る

すると、別タブで以下のようにデータソースとして使用されているスプレッドシートが表示されます。

AppSheetでデータソースとなっているスプレッドシート

つまりこれが、このアプリで使用されている実際のデータです。

ダミーデータが入っていますが、AppSheetがどういうデータを元にアプリを構成すべきものなのかが、ざくっと垣間見られますね。

同じ列には同じ種類のデータが格納されます。

「Name」「Email」などは、どのようなデータなのか類推できますが、「Key」「Department」はちょっとデタラメな文字列な感じですね。

「Photo」はURLっぽいです。

カラム

先ほどの、スプレッドシートの各列を「Column」(カラム)といいます。

これらのカラムがAppSheetでどのように扱われているかも調べてみましょう。

AppSheetのエディタに戻ってメニュー「Data」のまま「Columns」タブを開きます。

「Employee」「Department」とテーブルが選択できますので、「Employee」をクリックして展開します。

AppSheetでカラムを見る

すると、ズラズラっとカラム一覧とその設定内容が表示されます。

「NAME」というのがカラム名ですね。

「TYPE」というのは、そのカラムにどのような種類のデータが入るべきかというのを表すもので、日本語では「データ型」などといいます。

それぞれ以下のようなカラムがありますね。

NAME TYPE KEY? LABEL?
_RowNumber Number
Key Text Yes
Department Ref
Name Name Yes
Photo Image Yes
Email Email
Phone Number Phone
Work Address Address

「LABEL」というのがViewに表示するかどうかを表していますので、プレビューでは画像と名前(この時点ではEmployee 1などという名前ですが)が表示されています。

あとは、けっこうデータ型が細かく分類されていますね。

かつ、データ型に応じて「Email」なら「メールボタン」、「Phone」なら「電話ボタン」と「SMSボタン」、「Address」なら「地図ボタン」…というように、アプリに自動的にボタンが表示されているようです

「アイデアから作る」では、「Employee」というキーワードから、どのようなデータ型のデータが必要なのかを類推してくれて、かつそれに応じたアクションボタンが配置されるというわけです。

優秀っすね。

別のテーブルの構成を調べる

テーブルとスプレッドシート

「Department」のテーブルのほうの「Data Source」を見てみましょう。

同じく「Data」メニューの「Tables」タブを開き「Department」を展開ですね。

AppSheetで別テーブルとデータソースを見る

「Employee」と同様に読み取り専用です。

「View Source」をクリックするとこんなスプレッドシートが開きました。

AppSheetの別テーブルのスプレッドシート

「データから作る」では別シートを別テーブルとして取り込んでくれるのですが、「アイデアから作る」だと、複数のテーブルが別々のスプレッドシートに作られるようですね。

カラム

エディタで「Columns」タブでカラムの構成を見てみます。

AppSheetの別テーブルのカラムを見る

NAME TYPE KEY? LABEL?
_RowNumber Number
Key Text Yes
Logo Thumbnail Yes
Name Name Yes
Description LongText
Employees List

「List」とか「=REF_ROWS(“Employee”,」とか、ちょっとわからない情報もありますが、Employeesの「Department」のTYPEが「Ref」になっていたのと、関係ありそうですね。

まとめ

以上、AppSheetでアイデアから作成したアプリの構成を眺めてみよう!をお送りしました。

「アイデアから作る」であっという間に出来上がったプロトタイプアプリが、どのような構成になっているのかなんとなく把握できたのではないかと思います。

エディタは英語ではありますが、かなりいろいろな情報が詰まっているので、「ここは何かな」とあちこち見てみるといいと思います。

さて、これまでまったくエディタでのアプリへの直接的なの編集を行ってこなかったわけですが、その方法について別シリーズでお届けできればと思います。

どうぞお楽しみに!

連載目次:超初心者向け!はじめてのApp Sheetでアプリ作り

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。コードを一切書かずにアプリが作れる…ノンプログラマー的にはそんな素晴らしい技術は使わない手はないでしょう!本シリーズでは、その第一歩として超初心者向けのチュートリアルということで、AppSheetによるアプリ開発を体験していきます!
  1. AppSheetとは何か?そしてそれを学ぶメリットと注意すべきポイントは?
  2. ノーコード開発プラットフォームAppSheetに無料でサインアップしよう
  3. AppSheetでスプレッドシートのデータから自動でプロトタイプアプリを作る手順
  4. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ閲覧機能を眺めてみよう
  5. AppSheetで自動作成されたアプリのデータ追加&編集機能を使ってみよう
  6. AppSheetで自動作成されたプロトタイプアプリのメニューを眺めてみよう
  7. AppSheetで無料で作成したアプリを初めてデプロイする手順
  8. AppSheetで無料&自動で作成したアプリをスマホにシェアしよう!
  9. スマホ版のAppSheetアプリからデータの編集と追加をする方法
  10. スマホ版AppSheetのアプリギャラリーとホーム画面への追加方法
  11. AppSheetでプロトタイプアプリを作成する3つの方法
  12. AppSheetでアイデアを入力しながらプロトタイプを作る手順
  13. AppSheetでアイデアから作成したアプリのテーブルやカラムを眺めてみよう!

AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた

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photo credit: txmx 2 via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」。

スプレッドシートなどのデータから自動でプロトタイプアプリを作れるというのが大きな特徴の一つなのですが、「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのか…気になりますよね?

ということで、本記事からいくつかの記事で、ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!というシリーズをお送りします。

ということで、初回の今回はいきなりダメダメなテーブルを用意しました。

では、AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみたです。

いってみましょう!

題材とするスプレッドシート

AppSheetに取り込むスプレッドシートはこちらです!

AppSheetのデータとして使用するスプレッドシート

弊社でプログラミング言語「Google Apps Script」(通称GAS)の講座を行う際に、「こんなシートをデータベースとして使ったら大変すぎるのでやめましょうね~」という例というして使っているものです。

どこが良くないかというと…こちらです。

  • 1行A列が空いている
  • セル結合が使われている
  • 1つのシートに2つのテーブルが存在している
  • 見出し行が2回登場している
  • 空行が空いている
  • セル結合が使われている

GASでこのようなシートを扱おうとするとエライ苦労しますので、データの持ち方を以下のように置き換えてから(これを構造化と呼んでいます)、プログラミングの対象とするようにお伝えしています。

  • A1セルからテーブルを作る
  • 1つのシートに1つのテーブル
  • セル結合は使わない
  • 見出しは1行目に1行で
  • 空行、空列を空けない
  • セル結合は使わない

ですが、ノーコードアプリ開発プラットフォームならどうでしょうか?

Intelligentならアイツなら、このようなシートもやっつけてくれるかも知れない…ということで、このシートをデータとしてAppSheetでアプリを作ってみたいと思います。

なお、このスプレッドシートを閲覧OKにしてありますので、よろしければ以下からコピーをしてご利用ください(編集権限リクエストいただいても付与できませんので、コピーして使ってくださいね)。

従業員データ(その1)
シート1 team,Name,Email,HireDate,Active a,Bob,bob@example.com,2020/06/29 Tom,tom@example.com,2018/02/08 team,Name,Email,HireDate,Active b,Ivy,ivy@example.com,202...

ダメなテーブルからアプリを作成する

では、AppSheetにログインしていただきまして、「My Account」のページからはじめましょう。

新規のアプリを作成するには右上の「+New app」でしたね。

AppSheetで新しいアプリを作成する

続く「Create a new app」は、「データから作る」わけですから、「Start with your own data」を選択します。

AppSheetでデータからアプリを作る

これだけでアプリが作成されるわけです。

しかしドキドキですよね…あんなにめちゃくちゃなデータ、そもそも「アプリ作れませんでしたw」みたいなエラーが出るかも知れませんし、データも遷移もめちゃめちゃなものができるかも知れません。

ダメなテーブルから作られたアプリを眺めてみる

さて、何秒かの待ち時間を経て、以下のように作成されたプロトタイプアプリをAppSheetエディタで見ることができます。

…意外と普通にできあがりましたね。

スプレッドシートから作成されたAppSheetのアプリ

パッと見、以下のようにちょっとおかしいところもあります。

  • 見出しのつもりだった行がデータ行として読み込まれている
  • セル結合されていたカラム(team)にデータがない

しかし、それ以外の部分はそれなりにクリアしているように見えます。

AppSheetのディフェンス力、なかなかですね。

Viewをtable viewに変更する

ちょっと見やすいように、Viewをtable viewに変更しておきましょう。

メニュー「UX」から「Views」タブの「シート1」を展開し、「View type」を「table」に変更します。

AppSheetでViewをtable viewに変更する

あ、ここで右上の青色になった「SAVE」をするのを忘れないようにしてくださいね。

プレビューに反映されていても保存しないとだめです。

で、この作業をすると、プレビューもテーブル形式になって、どのようにデータが反映されているかが少しわかりやすくなりますね。

カラムの構成をチェックする

続いて、データ構造がどのように作られたのか、カラムの様子を見てみましょう。

メニュー「Data」から「Columns」タブをクリック、「シート1」を展開します。

AppSheetでデータから作成したアプリのカラム構成

以下のようなカラムの構成になっていました。

NAME TYPE KEY? LABEL?
_RowNumber Number
Columns_1 Show
team Text
Name Name Yes Yes
Email Email
HireData Date
Active Yes/No

唯一「Columns_1」という余計なカラムが作られていたことを除いては、ほぼほぼ欲しいカラムが作られているように見えますね。

AppSheet…Intelligentっすね!!

まとめ

以上、AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた!をお送りしました。

個人的には、予想以上にそれなりのアプリが作られてびっくりしています。

ただ、まあ、このアプリがちゃんと動くかどうかですよね…ということで、次回は実際にこのアプリを操作してみたいと思います。

ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」で「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのかを試すシリーズ。今回はダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみます。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!

スプレッドシートなどのデータから自動でアプリを作れるというのが大きな特徴の一つ。ですが、「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのか…気になりますよね?ということで、ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!というシリーズをお送りします。
  1. AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた
  2. ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!

ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!

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タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」で「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのかを試す本シリーズ。

前回の記事はこちら!

AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」、ダメなテーブルを使うとどのようなアプリが作られるのでしょうか?今回は、ダメそうなテーブルからアプリを作るところまでをお伝えします。

ダメそうなテーブルからアプリを作るところまでをお伝えしました。

今回は、そのアプリについてデータの追加や編集をしてみようと思います。

ということで、ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!をお送りします。

では、行ってみましょう!

前回のおさらい

では、まず前回のおさらいから。

以下のようなスプレッドシートをもとに「Start with your own data」つまり「データから作る」でAppSheetアプリを作成してみました。

AppSheetのデータとして使用するスプレッドシート

で、できあがったアプリをエディタで開いたところがこちらです。

AppSheetで作成したアプリ

なんかね…思ったより「それなりのアプリ」ができた感じなんです。

AppSheetすげーIntelligentだな~って思いました。

ただ…実際に操作してみたらどうですかね?ちゃんと動くんですかね?

ということで、いくつかの操作をしていってみたいと思います。

データを追加してみる

では、まずデータを追加してみましょう。

プレビューの「+」ボタンをクリックします。

AppSheetでデータを追加する

各項目を入力して「Save」です。

てか、このform viewでは、ちゃんと入力したいデータが入力できますね…恐るべし。

AppSheetでデータを入力して保存

さ、入力したデータはどのようにスプレッドシートに入力されたのか…

こちらです!

AppSheetからデータが追加されたスプレッドシート

おお…「たぶんそこだよね~」というところに追加されましたね。

データを削除してみる

では、続いてデータの削除をしてみましょう。

というのも、うっかり2つ目の表の見出しがデータとして追加されちゃっているんですね。

不要なデータの削除

これを削除したいので、クリック。

AppSheetで削除対象とするデータ

ゴミ箱アイコンでデータを削除できるのでクリックします。

てか、こういうアイコンと機能も自動で追加されるの、すごいっすね。

AppSheetでデータを削除する

データの削除の場合は、以下のように「Confirm」というダイアログで「本当に消していいの?」というお尋ねがあるので「Delete」です。

てか、これ系の画面の日本語化ができたらいいんでしょうね…。

AppSheetで本当にデータを削除する

AppSheetでデータを削除したスプレッドシート

…そっちが削除されるの?!

面白いっすね~、どういうロジックなんだろ…?

不要なデータの削除の2回目

AppSheetのエディタに戻ってみると、先ほど削除したはずのデータが残ってしまっています。

これはダメですね…

AppSheetで削除したはずのデータが残っている

もう一回、クリックしてゴミ箱アイコンから消してみましょう。

スプレッドシートを見てみると…

AppSheetでデータを削除したスプレッドシート

おお、もう片方も消されましたな。

スプレッドシートから見出しが消失してしまいました…

AppSheetのエディタに戻ってみると、、無事にターゲットとするデータは削除できたみたいです。

AppSheetからデータが削除された

ただ、スプレッドシートから見出し行が消えてしまいました。

このまま運用やカスタマイズを重ねられるのか、ちょっと心配です。

結合されたセルにデータを入力してみる

さて、では続いて、結合セルに立ち向かってみます。

「Tom」さんの「team」ですが、結合セルのおかげで空欄になってしまっていました。

結合セルの空欄データを入力する

編集アイコンから入力していきましょう。

AppSheetでデータを編集する

「team」が入力できますので、「a」と入力して「Save」。

AppSheetでデータを編集して保存

スプレッドシートを見てみると…どうやら何も変わっていないようです。

AppSheetに結合セルにデータを入力した

セルの結合を解除してみても何も入力されていないようです。

結合セルを解除して確認

AppSheetに戻ってみると、Tomさんのteam「a」は入力されていないようです。

AppSheetでの結合セルへの入力はされない

結合セルへの入力はできないみたいですね。

結合を解除して入力してみる

では、先ほど結合を解除してみたので、AppSheetのプレビュー画面の編集ボタンをクリックしてからもう一度入力してみます。

すると…

解除したセルに入力された

ちゃんと入力されました!

まとめ

以上、ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!をお送りしました。

スプレッドシートのテーブルの作りでいうと、以下のような評価になるかなと思います。

  • 空行: △ →AppSheetでうまく飛ばして処理してくれてそう
  • 空列: △ →名無し列が作られる。特に問題はなさそうだが…
  • 見出し行が複数: ☓ →データとして取り込まれてしまう。消すと、見出し行が失われて、その後の運用が心配
  • 結合セル: ☓ →データの入力ができない

やっぱり、構造化の基礎には則っていたほうが良さそうですね。

次回、別のダメそうなテーブルを使ってアプリを使ってみたいと思います。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!

スプレッドシートなどのデータから自動でアプリを作れるというのが大きな特徴の一つ。ですが、「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのか…気になりますよね?ということで、ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!というシリーズをお送りします。
  1. AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた
  2. ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!

AppSheetで複数のテーブルが横に並ぶシートでアプリを作ってみた!

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tables

photo credit: mikecogh Tables on Pavers via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」で「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのかを試す本シリーズ。

前回の記事はこちら!

ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」で「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのかを試すシリーズ。今回はダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみます。

ダメそうなテーブルから作成したAppSheetアプリを操作してみました。

いけそうな香りがしつつも、やっぱりダメでしたね…

それで、今回なのですが、別のタイプのダメそうなシートを使ってアプリを作ってみたいと思います。

ということで、AppSheetで複数のテーブルが横に並ぶシートでアプリを作ってみた!をお送りします。

では、行ってみましょう!

題材とするスプレッドシート

今回、AppSheetに取り込むスプレッドシートはこちら!

AppSheetの元となるスプレッドシート

うん、ダメそうですね…

というのも、以前お伝えした内容ですが以下のルールに則っていると、プログラミングや関数などの恩恵に預かりやすいわけです。

  • A1セルからテーブルを作る
  • 1つのシートに1つのテーブル
  • セル結合は使わない
  • 見出しは1行目に1行で
  • 空行、空列を空けない
  • セル結合は使わない

ですが、ほぼほぼ全滅…ですが、InteligentなAppSheetならある程度うまくやってくれるかも…?

ということで、試してみましょう。

なお、お題のスプレッドシートは以下どなたでも閲覧可能としていますので、コピーして使用していただいてもOKです。

従業員データ(その2)
シート1 team,Name,Email,HireDate,Active,team,Name,Email,HireDate,Active a,Bob,bob@example.com,2020/06/29,b,Ivy,ivy@example.com,2020/05/28 Tom,tom@example.com,201...

ダメなスプレッドシートからアプリを作る

早速、このスプレッドシートを元に「Start with your own data」からデータを作ってみました。

実際の作り方は、以下の記事をご参考いただければと思います。

AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた
Googleが提供するノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」、ダメなテーブルを使うとどのようなアプリが作られるのでしょうか?今回は、ダメそうなテーブルからアプリを作るところまでをお伝えします。

で、できあがってアプリをAppSheetエディタで開いたところがこちらです。

スプレッドシートから作成したAppSheetアプリ

ぐぬぬ…やはり、データは「2件」ですね。

うまく解釈してくれて「4件」にはなりませんでした。

カラム構成を確認する

左側のメニュー「Data」→「Columns」で、カラム構成について確認してみましょう。

AppSheetのカラム構成を確認する

2つ目のテーブルがある分、カラムが重複して存在しちゃっていますね。

データを追加してみる

では、「+」ボタンから新しいデータを追加してみましょう。

AppSheetのデータを追加する

form viewに移って、データを入力するのですが、どうやら全部のカラム分の入力ができないようす…

しかし、よく見ると、これまでは「Save」だったところが「Next」になっています。

クリックしてみましょう。

AppSheetでフォームにデータを入力してNext

すると次の画面で残りのカラムについて入力ができるんですね~

優秀。

入力して「Save」します。

AppSheetでフォームに残りのデータを入力する

それで、スプレッドシートが更新されるとこんなふうになります。

AppSheetでデータを入力したスプレッドシート

ちゃんと入力できていますが…アプリとしては使いづらいですよね。

まとめ

以上、AppSheetで複数のテーブルが横に並ぶシートでアプリを作ってみた!をお送りしました。

ノーコード開発プラットフォームだし、機械学習強いGoogleだし、ということで期待ははずみますが、やはり構造化されていないテーブルからのアプリ開発は無理な感じですね。

なので、以下のルールをクリアした状態のスプレッドシートをデータソースとして使用するようにしましょうね。

  • A1セルからテーブルを作る
  • 1つのシートに1つのテーブル
  • セル結合は使わない
  • 見出しは1行目に1行で
  • 空行、空列を空けない
  • セル結合は使わない

さて、次は別シリーズになりますが、どういうテーブルの作り方がいいのか、AppSheetを触りながら学んでいきたいと思います。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!

スプレッドシートなどのデータから自動でアプリを作れるというのが大きな特徴の一つ。ですが、「ダメなテーブル」を使うとどんなアプリができるのか…気になりますよね?ということで、ダメなテーブルからAppSheetのアプリを作ってみよう!というシリーズをお送りします。
  1. AppSheetでダメそうなテーブルからアプリを作ってみた
  2. ダメそうなテーブルから作ったAppSheetアプリを操作してみよう!
  3. AppSheetで複数のテーブルが横に並ぶシートでアプリを作ってみた!

【Mac】プレビューアプリで矢印やコメントを挿入してスクリーンショット画像を加工する方法

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photo credit: Ella_87 apple-3956110_1280 via Pixabay (license)

みなさん、こんにちは!
yumicchi(@Yumicchi_0824)です。

マニュアルのように文字情報だけで何かを伝える際、伝わるのか不安になり、ついつい文字が大渋滞してた。。。なんて経験はありませんか?

そんなときはMacにプリインストールされているプレビューアプリが大活躍してくれます。

伝えたい箇所のスクリーンショットを撮り、画像内に図形や矢印を挿入して、注釈コメントを入れる!

たったこれだけで説明を視覚的にサポートしお互いにストレスなく、情報が共有できるのでおすすめです。

この記事では、Macのプレビューアプリで矢印やコメントを挿入してスクリーンショット画像を加工する方法をお伝えします!

では早速、ご紹介していきましょう!!

プレビューアプリを開く

まずは、スクリーンショット画像をプレビューアプリで開く方法についてご紹介します。

Finderから撮影したスクリーンショットファイルを選択

スクリーンショット画像は撮影すると、PCのデスクトップ下部のドックにあるFinderを開くことで確認できます。

ドック内のfinder_Macプレビュー

Finderの中から画像ファイルを選択して開きます。

finder_Macプレビュー

選択した画像ファイルはデフォルト設定でプレビューアプリで表示されます。

画像が開いたら、PC上部でプレビューと現れているかどうか確認してみましょう。

アプリ表示確認_Macプレビュー

マークアップツールバーを表示

では次に、選択した画像ファイルが開いたらマークアップツールバーを表示をクリックしてください。

行が一段増え、いろいろなアイコンが登場したのが確認できます。

どこかで見かけたことがあるような、おなじみのアイコンばかりだなぁと言った感想を持つのではないでしょうか。

ツールバー表示_Macプレビュー

今回は主に以下の使用頻度が高いアイコンについてご紹介しようと思います。

  1. シェイプ
  2. テキスト
  3. シェイプのスタイル
  4. 枠のカラー
  5. 塗りつぶしのカラー
  6. テキストスタイル

画像を加工しよう

では、各機能を使ってサクッと画像内に矢印やコメントを挿入してみましょう!

サンプル画像としてGoogleの検索画面を使ってご説明していきます。

サンプル画像_macプレビュー

シェイプ

シェイプアイコンは見た目通りの図形を挿入することができます。

好みの形をクリックすると画面上にその図形が現れることを確認できます。

シェイプ_Macプレビュー

テキスト

テキストアイコンは、テキストボックスを画面中央に表示することができます。ボックスをクリックし、キーボードで挿入したい文言を打ち込んでみましょう。

テキスト_Macプレビュー

手のひらツール

図形も、テキストボックスもクリックすると青丸の表示と同時にカーソルが手のひらツールへ変わります。

カーソルが手のひらツールの表示中であれば図形をドラッグし図形を移動させることができます。この時手のひらツールの表示は手が閉じた状態のイラストに変わります。

また、青丸の上にカーソルを合わせることで図形の大小を変更させることができます。

手のひらツール_Macプレビュー

シェイプのスタイル

シェイプで作成した図形の線に対して変更を行うことができます。

太さや点線などお好みで選択してみましょう。

シェイプのスタイル_Macプレビュー

枠のカラー

図形の枠色を変更することができます。

枠のカラー_Macプレビュー

塗りつぶしのカラー

図形の塗りつぶし色を変更することができます。

塗りつぶしのカラー_Macプレビュー

テキストスタイル

テキストスタイルでフォントの変更、文字サイズや色などを変えることができます。

テキストスタイル_Macプレビュー

まとめ

以上、Macのプレビューアプリで矢印やコメントを挿入してスクリーンショット画像を加工する方法をお伝えしました。

今回ご紹介した機能を使ってコメントや図形を挿入していくことで簡易的なマニュアルができあがります。見慣れてしまえば簡単!と感じていただけたのではないでしょうか。

Macにプリインストールされたアプリであることともあり、視覚的に理解できる資料を作成できる、作り手にも読み手にも時短を叶えてくれる優秀ツールだと思います。

マニュアル作成に限らず何かを説明するとき、サクッと簡単に画像加工して伝えてみてくださいね。

Windowsの場合

Windowsの場合は、リンク先にておすすめのScreenpressoというアプリケーションをご紹介しています。

スクリーンショットのキャプチャ・注釈・画像加工におすすめのフリーソフトScreenpresso【導入編】
パソコンに最初からついているスクリーンショット機能。この機能をパワーアップさせて更に注釈など画像加工機能まで付けたのがScreesnpressoです。しかもほとんどの機能が無料ですからぜひ使って頂きたいと思いますので導入方法を共有したいと思います。
無料で簡単使いやすい注釈・画像加工が捗るフリーソフトScreenpresso【画像加工編】
Screenpresso第2弾の【画像加工編】です。画像データのサイズ変更や注釈・画像加工の方法を解説していきます。様々な表現が簡単に出来るこのソフトは他に無い使い勝手を備えています。主な特長は次の通りです。手軽な注釈加工・分かりやすい操作性・画像データのリサイズ

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Python書籍著者が語るノンプログラマーとPythonとこれから

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photo credit: Ted’s photos – For Me For You 2020 – Buenos Aires – El Ateneo Grand Splendid – 6 of 6 via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。

先日の定例会のテーマは「Python書籍著者が語るノンプログラマーとPythonとこれから」

人気の言語Pythonですが、ノンプログラマー向け言語としてもますますブームがやってくる気配…

ということで、先日Pythonでかなえる Excel作業効率化が発売されたばかりの、株式会社スタディスト北野さん(@katsuhisa__)をゲストにお迎えしてお送りしました。

ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。

ノンプロ研定例会Vol.34「Python書籍著者が語るノンプログラマーとPythonとこれから」
データサイエンス、機械学習、Webなど幅広く使用され、圧倒的な人気をほこるプログラミング言語Python。近年、ノンプログラマー向けの書籍や学習機会も増えてきているようです。・本当に簡単?・どうす..

では、行ってみましょう!

Pythonを仕事で活かす

北野さんは、この隣ITで以前「PythonでExcelを操作するモジュールOpenPyXL」のシリーズを執筆してくださってました。

実は、書籍「Pythonでかなえる Excel作業効率化」の執筆はそのご縁から始まっている…ということもあり、たいへんありがたいことです。

その北野さんからは「Pythonを仕事で活かす」というタイトルで、現役プログラマーの観点から、以下の3本立てでお話いただきました。

  • Pythonは学ぶ価値があるか
  • 本職のプログラマーが、どのように仕事にPythonを使っているのか
  • 今後どうやってPythonを学習していくか

Pythonは学ぶ価値があるか

Pythonは学ぶ価値があるか

当然、Pythonは人気の言語で、シンプルに書ける&読める、ライブラリが豊富という観点から、総論では価値があるといえそうです。

しかし、個々にとって学習時間を投資する価値があるかというとそれは別の話。

特にノンプログラマーは、プログラミングスキル自体で評価されるというわけではないので、仕事に直接的に貢献するか、評価に結びつく環境か、というのもポイントになりそうです。

本職のプログラマーが、どのように仕事にPythonを使っているのか

本職のプログラマーは、主な例として「Webアプリケーション開発」や「データエンジニアリング」に使っているとのこと。

北野さんの場合は、SRE(Site Reliability Engineering)というお仕事をされているので、自動化ツール、データ分析、サーバー操作、ログ分析&可視化などに使われているとのこと。

けっこう、いろいろな方面で活用されているんですね~

SREとは何か、については以下の記事もご覧ください。

SREって何? これまでのシステム運用やDevOpsとは何が違うの?
 近年、何かと話題に上がるSRE(Site Reliability Engineering)。しかし、「自分たちのチーム・組織に関係する話なのかよく分からない」「具体的に何をやればいいの?」といった感想を持つ方は多いのではないでしょうか。本連載では、そういった方に向けて、自社でSREチームの立ち上げを行った筆者が、SR...

今後どうやってPythonを学習していくか

プログラマー視点で、「Pythonでかなえる Excel作業効率化」を終えた後を前提に、以下のような方向性を提示いただきました。

  • Webアプリケーションを作る
    1. Webシステムの基礎知識を学び
    2. FlaskもしくはDjangoの書籍を学ぶ
  • スクレイピングをもっとやる
    1. Webスクレイピングの専門書籍を学ぶ
  • データ分析をもっとうまくやる
    1. データ分析の中でもどこをやりたいかを明確にする
    2. データ整備→AWSやGCPなどのパブリッククラウドサービスを学ぶ
    3. データビジュアライズ→Pythonによるデータ分析の専門書を学ぶ
    4. データ分析の方法論や数学的解釈→データ分析の一般的な専門書
  • プログラムの運用を良い感じにしたい

ノンプログラマーだと、このようなルートを知る機会はあまりないので、とてもありがたかったです。

ノンプロ研でこのルートを目指す皆さんが出てきたら…ワクワクしますね!

書籍出版から見るノンプログラマーとPythonの未来予想

続いて、私タカハシからは「書籍出版から見るノンプログラマーとPythonの未来予想」というタイトルで話をさせていただきました。

ノンプログラマー向けPython本ブーム到来

さて、人気の言語Pythonですが、近年「ノンプログラマー向けPython書籍」がブームになりつつあります。

2017年に発売された名著「退屈なことはPythonにやらせよう」を皮切りに、2018年以降徐々に増え始めました。

そして、2020年の夏以降は、「PythonでExcelを動かす」という切り口の書籍が、毎月1,2冊というペースで各出版社から発売されるという熱狂っぷりです。

書店でもPython本の露出面積が増え、ノンプログラマーの目に止まりやすくなる、そのこと自体はウェルカムな話です。

ノンプロ向け書籍の気になるキャッチコピー

しかし…!

そんないくつかの書籍の中、同じくプログラミングを教える立場の私としては、気になるワードが見受けられました。

  • コードをコピペするだけで仕事に使えます!!
  • ざっと一読するだけでプログラミングの基本が学べます。
  • Excel操作ならVBAよりもPythonのほうがおすすめ

私は、これらのキャッチコピーを鵜呑みにするのはリスクがあると考えています。

というのも、プログラミングの学習は、そんなに簡単ではなく、一般的には200~300時間以上の学習が必要です。

Pythonは、VBAやGASよりも環境構築やどのライブラリを使用するかという点で選択肢が多く、それだけ知識やスキルが求められます。

ましてや「コピペ」こそ、コンピュータがすべき処理…人はその行動からは何の知識もスキルも得られません。

Pythonで働くの価値を上げるために

ノンプロ向けの書籍だと、どうしても「簡単」「頑張らなくていい」という方向性のものが、たくさん出版されてしまうという傾向があります。

しかし、それでは真のスキルを身に着けられない、きちんと評価されない、初期イメージとのギャップで挫折してしまう、そのようなリスクがあります。

そうならないように、私のような立場の人間が精力的にブログやSNS、書籍執筆、コミュニティ運営をはじめ、情報発信やサポートをしていかないといけませんね。

まとめ

以上、定例会「Python書籍著者が語るノンプログラマーとPythonとこれから」のレポートをお送りしました。

これからノンプロ向けPythonは、いろいろな意味でワクワクドキドキの領域ですね。

ぜひ、これから学ぶ皆さんには、正しい学び方を選択して、その価値を最大化する身につけ方をしてほしいものです。

最後に、北野さんの書籍紹介の記事と書籍を紹介します。

きっちり正しく学べる良書なので、ぜひお手にとってみてください。

『Pythonでかなえる Excel作業効率化』が出版されます!
「いつも隣にITのお仕事」のOpenPyXLの連載をきっかけとした、書籍が生まれました。『Pythonでかなえる Excel作業効率化』では、Excelに限らず、「オフィス業務でよくある自動化・効率化したい欲求をプログラミングでどう解決していくか?」について網羅的に紹介しています。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について

コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(略して「ノンプロ研」)。このページはその活動レポートまとめページです。コミュニティ活動の一気読みをされたい方、ぜひご活用くださいませ。
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」についてのお知らせ #ノンプロ研
ノンプログラマーがVBA・GAS・Pythonなどのプログラミングを学ぶコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」が絶賛活動中です!本ページはコミュニティの情報発信をしていく特集ページです。

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Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方

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Google Cloud Next '20: OnAir

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

7月から約2ヶ月にわたって開催されてきた、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のセッションがすべて出揃いました。

私も不慣れな英語で、なんとか視聴してまいりました…汗

本当にワクワクする機能やアップデート、仕事に役立つ情報が盛りだくさんでしたので、遅れ馳せながらではありますがレポートをしていきたいと思います。

今回は、序章ということで、Google Cloud Next ’20: OnAirとは何か、またその楽しみ方についてお伝えします。

では、行ってみましょう!

Google Cloud Next ’20: OnAirとは

Google Cloud Nextとは

Google Cloud Nextとは、Googleが主催するクラウドテクノロジーとソリューションに関するイベントです。

毎年、春に米国サンフランシスコで開催された後、夏頃に東京で開催されるというのが通例でした。昨年は、そのあとに大阪でも開催されました。

Google CloudにはGoogleのさまざまな提供するサービスが含まれるのですが、主なものとしてクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud Platform」と、オフィススイート「G Suite」があります。

私は毎年、G SuiteやGoogle Apps Scriptなど、ノンプログラマー向けのサービスやソリューションに関するセッションを中心に参加しています。

昨年の東京開催のレポートは以下の記事からはじまる連載で紹介しています。

Google Cloud Next 2019 in Tokyoとノンプログラマー的な楽しみ方
Google Cloud Next 2019に参加してきました。今回は、導入編としてGoogle Cloud Next 2019 in Tokyoとは何か、またそのノンプログラマー的な楽しみ方についてお伝えします。

2020年は「OnAir」での開催に

しかし、皆さんご存知の通り、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、オンラインでのデジタルイベントとなりました。

それが、Google Cloud Next ’20: OnAirということです。

Experience Google Cloud Next ’20: OnAir
Bringing the best of Google Cloud technology to you. Explore curated content on demand weekly, starting July 14. Visit our website for all the details on Next O...

2020/7/14から2020/9/8にかけて、以下の週替りのテーマでたくさんのセッションが公開されていきます。

  1. Industry Insight
  2. Productivity & Collaboration
  3. Infrastructure
  4. Security
  5. Data Analytics
  6. Data Management & Databases
  7. Application Modernization
  8. Cloud AI
  9. Business Application Platform

全体で200以上のセッションが公開されました。

ノンプログラマーのGoogle Cloud Next OnAirの楽しみ方

もちろん、後日からでも視聴が可能なので、まだご覧になられていない方はぜひ覗いてみていただきたいのですが、いくつか注意点があります。

多くのセッションはノンプログラマーには難しすぎる

まず、いつものことなのですが、多くのセッションについてはノンプログラマーが見てもさっぱり意味がわかりません。

クラウドコンピューティングサービス「GCP」に関するものが多いのですが、それらは本職のITエンジニア向けなのです。

なので、今回でいうと狙い目は以下の週のセッションです。

  • 2. Productivity & Collaboration
  • 9. Business Application Platform

この2週にノンプロ向けセッションが集まっています。

さらにその中で、「G Suite」「Google Meet」「AppSheet」「Productivity & Collaboration」などのキーワードが含まれるセッションを選ぶとよいと思います。

日本語のセッションがとても少ない

そして残念ながら今回、日本語対応のセッションはとても少ないのです。

Sundar Pichai氏、Thomas Kurian氏の基調講演「Opening Keynote」や、各週の「Welcom to week ~」「Recop of week ~」は日本語の字幕がついています。

それ以外に、日本人による日本語によるセッションもありますが、あまり多くはありませんし、あったとしてもGCPのものが多いのです。

なので、ノンプログラマーが理解できる日本語によるセッションは、実質数本しかないのです。

英語での視聴にチャレンジ

英語が得意な方、英語を学習中の方はぜひ英語での視聴をチャレンジしてみてください。

主要なセッションは、用意された英語の字幕があり、そうでなくても、すべてのセッションに自動翻訳による英語の字幕が用意されています。

YouTubeをお使いの方はご存知と思いますが、右下の「字幕」アイコンをクリックして、字幕の種類を選択すればOKです。

YouTubeの字幕設定

途中、スライドが表示されるときもありますし、難しいところは止めたり、巻き戻したりして視聴することができます。

英語学習中の方には良い訓練になると思います…!

まとめ: ノンプログラマー的なレポートを連載でお送りします

さて、そんな「Google Cloud Next ’20: OnAir」ですが、ようやく観るべきセッションをひととおり視聴しましたので、遅ればせながらレポートをお送りしていこうと思います。

(再度、視聴し直す場合もたくさんありそうですが…)

特に、G SuiteやMeetの新機能や今後について、GASやG Suite developer platform関連、そして注目のAppSheetについてを中心にレポートしていきたいと思います。

次回は、G Suiteのソリューションキーノートについてレポートします。

どうぞお楽しみに!

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ノンプログラマーのためおパワークエリ・パワーピボット入門

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power

photo credit: elviskennedy Big Foot 6 via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。

さて、Excelを日々お使いの皆さん。

「パワークエリ」とか「パワーピボット」とかという言葉はご存知ですか?

Excel業務が劇的に変わる!

今まで苦労してたのは何ナノ!?

と、いう感想を耳にするのだけど、あまり情報もないし、そもそも何もの?という方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回の定例会のテーマは、「ノンプログラマーのためおパワークエリ・パワーピボット入門」です!

ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。

ノンプロ研定例会Vol.35「ノンプログラマーのためのパワークエリ・パワーピボット・DAX入門」
最近にわかに話題にのぼりつつある「パワークエリ」とか「パワーピボット」などのワード。Excelの機能で、すごく良さそうという話だけど、あまり情報もないし、そもそも何もの?ということで、そんなノンプ..

では、行ってみましょう!

パワークエリ(PowerQuery)とは!?

トップバッターはノンプロ研のExcel教祖といえばこの方、矢野さん (https://twitter.com/PinchiWaChanceD)です。

「パワクはいいぞ」というタイトルで

  • パワークエリがいったいどういうものか
  • 身につけるとどういうメリットがあるのか
  • プログラミングとの使い分け

についてお伝えいただきました。

パワークエリとは何か?

まず、パワークエリ(PowerQuery)とは何か、ということなのですが、ひとことでいうと「データ整形に特化したExcelの機能」です。

すごく、遠い存在の機能のように思う方もいるかも知れませんが、まったくそんなことはなく、Microsoft 365またはExcel2016以降のExcelに搭載されている「標準機能」です。

つまり、特別にインストールしたり、プランの契約をする必要なく、普段のExcelを開けばすぐに使用することができます。

ちなみにExcel上では「データ」→「データの取得と置換」という地味な名前で鎮座しています。

パワークエリによる作業手順

プレゼンでは、これでもか…!?という神Excelで作られている売上報告書が登場。

大量の細かい列とそのセル結合で作られているシートです。

そんなシートから、うまくデータを取り出したい…そのために、コピペをひたすら繰り返す…みたいなことありますね。

パワークエリを使えば、以下のような手順で、必要なデータだけを取り出すことができます。

  1. 「クエリと接続」ボタンからPower Queryエディターを立ち上げてシートを読み込む
  2. Power Queryエディターの機能を使って、必要な列を削除したり、セルのデータをコピーしたり、列を追加したり、並び替えたりという整形操作を行う
  3. 結果として、テーブルとして作成する

パワークエリのすごいことは、このデータ収集・整形の手順を「ステップ」の集まりとして記録できるということです。

そして、その手順を再現できます。ですから、同じフォーマットの帳票がやってきた場合、すでに作成済みのクエリで同じ作業を、ポチっと自動で行えるわけです。

パワークエリが起こす逆転現象

矢野さんのプレゼンで印象深かったのは、これによりとある逆転現象が起きるということ。

扱いづらいExcelが蔓延しているとしても、変化を望まない人たちが多い人ほど、そのフォーマットを変えたくない。

つまり、一度、必要なExcelに対してパワークエリでクエリさえ作ってしまえば、扱いづらいフォーマットを変えないでいてくれる限り、作成したクエリが活躍し続けて効率化できるという逆転現象が起きるのです。

これは、世紀の発明と思いますよ!

初めての「PowerQuery」「PowerPivot」

続いてのご登壇は、小竹さん(@dampenedkid)。

「初めての「PowerQuery」「PowerPivot」」というタイトルで、パワークエリ、パワーピボットについて、実用的なデモンストレーションを多めに交えて紹介いただきました。

パワークエリ、パワーピボットの情報は少ない

序盤のお話で、パワークエリ、パワーピボットの情報が非常に少ないというお話でした。

確かに、書店でもAmazonで書籍はとても少なく、英語版は多少ある。日本語でも最近ようやく数冊出てきているかな…というところ。

そんな状況で、こうして実務での経験も踏まえて、紹介いただけるのはとても助かりますね。

パワークエリからクロス集計表を作るデモ

デモとして、以下のような手順で目的とするテーブルを作成します。

  • フォルダ内の複数、同フォーマットのExcelデータを同じテーブルとして結合する(結果、12万行のテーブルを作成)
  • ファイル名の列を区切り文字で分割を使用して「年月」部分を列として抽出
  • さらに文字数で切り出して「年」だけの列を抽出
  • 2つの列を結合して複合キーとして使用できる列を作る
  • 「クエリのマージ」で特定のキー列を用いて他のテーブルと結合する(VLOOKUPみたいな作業)

これによって作成されたテーブルから、ピボットテーブルの機能を使って、例えば複合キー別の年月別のクロス集計表を作成することができるというわけです。

手作業はもちろん、VBAを使っても面倒な手順ですよね…それがいとも簡単に自動化できるわけです。

パワーピボットとは?

続いて、「パワーピボット」のデモを紹介いただきました。

複数のテーブルを結合してピボットテーブルを作りたい場合、パワークエリで物理的にテーブルを結合することももちろん可能です。

ただ、その場合データ量が当然増えてしまいます。

そこで「リレーション」という機能を使うと、物理的にデータ量を増やさずに、テーブル間を関連付けることができます。

そして、そのリレーションされた複数のテーブルを集計する機能が「パワーピボット」というわけです。

VBAとの使い分けを考える

Excelによるデータ収集、整形、集計を含んだ作業であれば、パワークエリ・パワーピボットが絶大なパワーを発揮します。

多くノンプログラマーはこれらの業務をVBAでこなしていると思われますが、データの収集、整形、集計の処理に関しては、その役割をパワークエリ・パワーピボットに任せたほうが良いケースも多くなるはずです。

それらの作業を簡単にステップ化でき、メンテナンスも楽だからです。

そして、その学習コストはお二人の感覚的には、20時間程度もあれば十分とのこと。

これは、多くの人が身につけるべきスキルといって間違いないでしょう。

まとめ

以上、ノンプロ研の定例会「ノンプログラマーのためおパワークエリ・パワーピボット入門」のレポートをお伝えしました。

情報がない中、このようにプレゼンをしてくださったお二方には感謝です。

Excelユーザーにとって、その働く価値を上げる強力な武器になるはずですので、ノンプロ研としても発信、啓蒙を積極的に行っていく所存です!

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について

コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(略して「ノンプロ研」)。このページはその活動レポートまとめページです。コミュニティ活動の一気読みをされたい方、ぜひご活用くださいませ。
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」についてのお知らせ #ノンプロ研
ノンプログラマーがVBA・GAS・Pythonなどのプログラミングを学ぶコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」が絶賛活動中です!本ページはコミュニティの情報発信をしていく特集ページです。

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未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン

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Helpful and human: G Suite’s vision for your future workspace

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回は導入編ということで、以下記事をお送りしました。

Google Cloud Next '20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
7月から開催されてきたデジタルイベント「Google Cloud Next '20: OnAir」についてのレポートをお送りしています。今回は序章としてどんなイベントなのか、またそのノンプロ向けの楽しみ方についてお伝えします。

いよいよ各セッションを紹介していきますよ~

まず今回は、G Suiteのソリューションキーノート「Helpful and human: G Suite’s vision for your future workspace」をレポートをしていきます。

では、行ってみましょう!

G Suiteのソリューションキーノート

このセッション「Helpful and human: G Suite’s vision for your future workspace」は、G Suiteのソリューションキーノート、つまりG Suiteの全体のテーマやこれからの方向性
について示す内容
です。

Experience Google Cloud Next ’20: OnAir
Bringing the best of Google Cloud technology to you. Explore curated content on demand weekly, starting July 14. Visit our website for all the details on Next O...

日本語にすると「未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン」といったところですね。

G Suiteのバイス・プレジデント、ゼネラル・マネージャーであるJavier Solteroさんによるセッションです。

加速するリモートワークと求められる柔軟性

新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの「働く」に驚くほど迅速に影響を与えました。

日本では、なかなかリモートワークは普及しない印象でしたが、このタイミングで一気に普及しました。

セッションの中では、この状況下で、以下のような調査結果が出ていることが示されました。

  • 80%の従業員が在宅勤務ができる柔軟性を求めている
  • 74%のCFOが一部の従業員を在宅にしたままにしておくとしている

当然ながら、すべての企業・職種が柔軟に在宅勤務などを選択できるわけではありませんが、可能な限り対応をしたほうが、リスク対応、コスト、従業員満足、採用という点では今後有利になっていくと予想されますよね。

そこで、G Suiteですが、このサービスはもともと柔軟性という面では、最初っからフィットしたサービスです。

なにせ、すべてのアプリケーション、データがクラウドにありますから、場所の制約を取り外すには容易いということになります。

そして、現在は600万を超える組織がG Suiteを使用しています。

G Suiteが注力しているサービスまたはアップデート

そのような状況下で、目下G Suiteが注力しているのは以下の3つの項目です。

  • Google Meet
  • G Suite Essentials
  • A better 「home for work」

それぞれについて個別に紹介していきますね。

Google Meet

コロナ禍でもっとも利用者数を増やしたカテゴリといってもよいビデオ通話ツールですが、Google Meetも同様に多数のユーザーに使用されることになりました。

ここ最近では、周囲の雑音を除去するノイズ・キャンセレーションや、明るさを調整するライトモードなどが搭載されました。

また、2020年10月までは、G Suite Enterpriseで提供されるレベルの参加者数、ライブストリーミング、ミーティングの録画といった機能が、すべてのG Suiteユーザーが使えるようにされています。

最大のライバルであるZoomと比較すると、現時点では機能面で劣るところも多いですが、別のセッションでは、仮想背景、ブレイクアウトセッションをはじめ多数のアップデートを予定しているという発表がされていましたので、次回の記事で詳しく紹介します。

また、G Suite契約をしているなら通常どおり使用できるわけですから、この情勢を機に、Chatとともに利用をしてみるというのは良い判断と思います。

G Suite Essentials

G Suite Essentialsは、G Suiteの新しいプランです。というか、契約形態といってもいいかも知れません。

Google Meet、ドライブ(ユーザーあたり100GB)、ドキュメント、スプレッドシート、スライドが含まれているプランです。

つまり、ざっくりいうとG Suite BasicとBusinessの間くらいのプランからGmailとカレンダーを抜いたようなプランです。

個人的に、このプランなぜ提供されているのか不思議だったのですが、このセッションでわかりました。

Microsoftや、他のサービスで、メールドメインとスケジューラーが導入されているところに対して、切り替えではなくて、追加で導入してもらうためのプランだったということですね。

そして、G Suite Essentialsは10月まで「無料で」提供されています。

完全クラウドのG Suiteの良さを手軽に試せる良いチャンスというわけですね。

A better 「home for work」

G Suiteの機能面で最も注目されるのが、この「home for work」と呼ばれる機能です。

この機能は、G Suiteで最も頻繁に使われるであろうGmailを、ワークのホームにしようというもので、タブやアプリの切り替えをせずにシームレスに、Chat、Meet、Roomsを使用できるというものです。

これは。PCブラウザ、iOS・Androidアプリともに同様のコンセプトで搭載されます。

以下の動画をご覧いただくほうが、イメージがわくと思いますので、ぜひご覧ください。

Roomsというのは新しい機能ですが、Chat、Files、Tasksをグループ単位のルームに分けてアクセスできる機能です。

個人的には、弊社はひとり会社ですし、ビデオ通話はZoom、チャットはSlackやChatworkに寄っているので、使い勝手をうまく味わえないのですが…

Meet、Chatを中心に活用している組織にとっては、かなり生産性に寄与すると思います。

まとめ

以上、G Suiteのソリューションキーノート「Helpful and human: G Suite’s vision for your future workspace」をレポートをお送りしました。

このコロナ禍での柔軟な働き方に優先度を高めているようすが伺えます。

ぜひ、経営者の皆さんには、G Suiteなどの強力なツールを活用して柔軟な働き方を実現いただきたいものです。

次回は今回さらっと紹介したMeetの新機能についてのセッションレポートをお伝えします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン

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Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて

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The Future of Meetings in G Suite: Vision and Roadmap

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら。

未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、G Suiteのソリューションキーノート「Helpful and human: G Suite’s vision for your future workspace」のレポートをお送りします。

G SuiteのソリューションキーノートからG Suite全体のテーマや方向性についてレポートをしました。

今回は、Google Meetに特化したブレークアウトセッション「The Future of Meetings in G Suite: Vision and Roadmap」から、G Suiteのミーティングの未来とビジョン、ロードマップについてお伝えします。

では、行ってみましょう!

「働く」の新しい通常がやってくる

まず、最初にプロダクトマネジメントディレクターのSmita Hashimさんから、「Navigating the new normal」という話題です。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、「通常」が変化したということですね。

セッションによると、在宅勤務をする人々の数は劇的に増えていて、もともとは13%だったものが、47%に増加したそうです。

日本でも、そこまでの増加はないにしても、かなり増加しましたよね。

その影響を最も受けたといっていいサービスが「ビデオ通話ツール」といっても過言ではないでしょう。

Google Meetは、この状況下で以下のような成長を遂げました。

  • 1日あたり5700年分の会議が行われている
  • 1月と比較して7月時点で、毎日の使用量が30倍に増加した
  • 毎日、300万人以上の新規ユーザーが利用している

新型コロナの収束は願いつつも、今後のリスクを鑑みると、リモートワーカーが増え、ビデオ通話が増えるというのは自然な流れのように思えます。

Google Meetの最新機能とロードマップ

その流れを受けて、Google MeetはGoogle Cloudの中でも優先的に力を入れるプロダクトということになります。

Google Meetの最新機能とロードマップについて、グループプロダクトマネージャーのGreg Funkさんから発表がありました。

導入されたばかりの機能

最新の機能としては、以下の機能が挙げられます。

  • AI-based enhanced noise cancellation: AIによるノイズキャンセレーション
  • Meet in Gmail: GmailからのMeetの起動
  • Present high-quality video & audio: 高品質のビデオ、オーディオ
  • Tiled layouts: タイルレウアウト
  • Improved presentation layouts: プレゼンテーションレイアウトの改善
  • Low-light mode (launched on iOS): ローライトモード

現在β版として提供されている機能

いずれも、Google Meet Hardwareに関する機能ですが、以下の機能がβ版として提供されています。

  • Google Assistant in Meet
  • Google Meet Hardware Starter Kit

今後導入される機能

今後導入予定として発表された機能は、非常に魅力的です。以下の機能が挙げられます。

  • Meeting attendance: 参加者
  • Hand raising: 挙手
  • Breakout rooms: ブレイクアウトルーム
  • Q&A
  • Polling: 投票
  • Meet on Nest Hub Max
  • Background Blur: 背景ぼかし
  • Background Replace: 仮想背景

参加者、ブレイクアウトルーム、仮想背景などはZoomなどのツールに比べて遅れをとっている部分ですし、Q&Aや投票などはGoogleならではの実装が期待できる部分でもあるでしょう。

できる限り早く導入してほしいものですね。

未来のチームワーク

さて、再度Smita Hashimさんにスイッチして、Meetを中心とした未来のチームワークについてのお話です。

G Suiteの他のツールとの連携でいうと、以下のような機能が予定されています。

  • new home for work
  • Quickly connect over voice and video: すばやいビデオまたは音声への接続
  • Seamlessly move between channels: チャンネル間のシームレスな移動
  • Meet in the context of a conversation: Chat中の会話でMeetを起動する
  • Collaborative brainstorming sessions (Jamboard): Meet中にJamboardによるブレインストーミング
  • Easily present documents to meetings: Meetでの会議中にドキュメントを表示する
  • Jump into a meeting while collaborating on a document: ドキュメントの作業中にMeetでの会議を開始する

いずれもかなり強力なのですが、総じて「シームレス」がテーマになっているのは間違いありません。

「home for work」を手はじめに、Meet、Chatそして他のツールとの移動をいかにシームレスにするか、それに注力しているかがうかがえます。

まとめ

以上、「The Future of Meetings in G Suite: Vision and Roadmap」から、Google Meetを中心としたG Suiteのミーティングの未来とビジョン、ロードマップについてレポートをしました。

GoogleがMeetにかなり注力していることがうかがえます。

一方で、どんどん機能追加をして、ぜひZoomなどのライバルに機能面で追いついてほしいですね。

そして、そこから先、Googleならではの展開を期待しています。

次回は、G Suite Developer Platformについてお伝えします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて

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G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ

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G Suite for Developers: Build, Extend, and Grow Your Business with the G Suite Developer Platform

みなさん、こんにちは!
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今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら。

Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。今回はGoogle Meetに特化したブレークアウトセッションから、G Suiteのミーティングの未来とビジョン、ロードマップについてお伝えします。

Google Meetの新機能やロードマップについてお伝えしました。

ガラリと話題を変えまして、今回は「G Suite Developer Platform」がテーマです。

Google CloudのDeveloper Advocate、Charles Maxsonさんによるブレイクアウトセッション「G Suite for Developers: Build, Extend, and Grow Your Business with the G Suite Developer Platform」から、G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップについてお伝えします。

では、行ってみましょう!

G Suite Developerとその機会とは

G Suiteは、Googleとサードパーティによるさまざまなサービスにより、チームがコンテンツの作成、コミュニケーション、共同作業、検索ができるインテリジェントなワークスペースだというのは既知の通りです。

しかし、それだけでなく、G Suieは開発者がソリューションを構築してよりチームの生産性を高めることができる拡張可能性を備えています。

そのために、開発者に用意されているプラットフォームが、G Suite Developer Platformということになります。

今、G Suiteは600万を超える組織で、20億人のユーザーが使用しています。

サードパーティデベロッパーであれば、そのプラットフォーム上にアプリを提供すれば、それらユーザーにリーチすることができるわけです。

社内でソリューションを構築する場合、システムをスクラッチから構築する必要はなく、投入までの時間を短縮し、コストの低減を期待できますし、世の中で公開されている多数の事例も参考にすることができます。

G Suite Developer Platformの主要なコンポーネント

その、G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントとその

G Suiteアドオン

G Suiteアドオンは、G Suiteで横断的に使用できる拡張機能で、現在はGmail、カレンダー、ドライブで使用できます。

右側のバーに、カレンダー、Keep、ToDoリストのアイコンが並んでいますよね?それです。

ユーザーは、G Suite Marketplaceから好きなアドオンを追加することができ、追加すればGmailとカレンダーのスマホアプリでも同じ機能を使用可能です。

G Suite Marketplaceは以下から閲覧可能です。

G Suite Marketplace
Browse and install apps that integrate with and enhance G Suite, including Administrative Tools, CRM, Task Management, and much more.

G Suiteアドオンの開発

この、G Suiteアドオンは以下の手順で開発をしてマーケットで公開することができます。

  1. Cardsサービスを用いたApps Scriptのプロジェクトを作成
  2. G Suiteアプリ、エントリポイント、スコープを設定
  3. アプリケーションを提出しレビュー、配布

マーケットで公開せずとも、ドメイン内のみで配布することも可能です。

詳しくは以下をご覧ください。

Extending G Suite with Add-ons  |  G Suite Add-ons  |  Google Developers
Extend G Suite applications with custom interfaces and scripts.

GASの基礎をマスターしていて、ある程度の経験がある方ならチャレンジできると思います。

G Suiteアドオンの新機能とロードマップ

新機能として「Alternate Runtimes」の紹介がありました。

これは、Apps Script以外のJSONを返せる任意の言語からHTTP経由でG Suiteアドオンのカードをレンダリングするという機能です。

ノンプログラマー的には難しそうですが、他の言語を使用している開発者にとっては有効なものと思います。

ロードマップとしては、以下が発表されました。

  • Gmail compose-time actions: Gmailのメール作成ウィンドウ内からのアクションを表示する
  • Gmail send-time actions: Gmaiのメール送信時にアクションをする
  • ドキュメント、スプレッドシート、スライドへのG Suiteアドオン

3つ目が大きいですね。G Suiteアドオンが横展開をするので、面が一気に増えますね。

そして、おそらくスプレッドシート、ドキュメントなど各サービスに特化したアクションを行えるようになっていくというのが期待できますね。

そうなると、HTMLベースのEditorアドオンの優先度が少し下がることになるのかも知れません。

Chat bots

Google ChatにBotとして、Chat botsを導入することができます。

最もシンプルかつ有効なのは、通知ですよね。何らかの情報や更新を自動で受け取ることができるようになります。

Chat botsは自社開発もできますし、サードパーティ製のものをbotカタログから導入することもできます。

Google Chat API  |  Google Developers
Build on the Chat platform to streamline interactions and workflows across teams.

Chat botsのロードマップ

Chat botsについては以下のロードマップが提示されていました。

  • Slash commands
  • Dialogs
  • Bots in DM

スラッシュコマンドやダイアログについては、Slackでは先行している機能ですよね。

Chat botsについては、それにまずは追いつこうというところですね。

Apps ScriptとG Suite API

Apps ScriptはGASともいいますが、JavaScriptベースのG Suite開発環境です。

G Suite開発の民主化を促進する最大の立役者といってもよく、ノンプログラマーでもアプリケーションの開発を素早く行うことができます。

また、他の言語を用いたい開発者であれば、G Suite APIを用いて独自のアプリケーションの構築を行うことも可能です。

Apps Scriptに関してのロードマップについては、新IDEの発表があったのですが、本セッションでは触れられていなかったので別記事にてお伝えします。

まとめ

以上、「G Suite for Developers: Build, Extend, and Grow Your Business with the G Suite Developer Platform」から、G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップについてお伝えしました。

普段、ノンプログラマーでいうとGASの領域ばかり見えていますが、その一回り大きい領域を知ることができたのではないでしょうか。

G SuiteアドオンやChat botについては、一定のスキルが必要ですが、機会をみてぜひチャレンジしてみてください。

次回は、ノーコード開発プラットフォームAppSheetについてのセッションをレポートします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて

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AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法

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Supercharge Productivity With No-Code Apps Using AppSheet

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちらです。

G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップについてです。

G Suite Developer Platformのキーコンポーネントとロードマップについてお伝えしました。

さて、今回のテーマはノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」です。

Google CloudのSenior Product Manager、Santiago Uribe Montoyaさんのブレークアウトセッション「Supercharge Productivity With No-Code Apps Using AppSheet」から、AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法をお伝えします。

ちなみに、AppSheetとは何?という方は以下の記事が参考になりますのでご覧くださいませ。

AppSheetとは何か?そしてそれを学ぶメリットと注意すべきポイントは?
ノーコードアプリ開発はノンプログラマーにとっては、とても魅力的なサービスです。今回はGoogleが提供する「AppSheet」についてその概要とともに、その学ぶメリットと注意すべきポイントについてお伝えします。

では、行ってみましょう!

デジタル化の「The last-mile」の問題

多くの組織では、業務のデジタル化のためにERPやCRMといったシステムが導入されています。

しかし、当然ながら全ての組織が同じ業務プロセスというわけにはいきませんから、既存のシステムではカバーできない領域があります。

そこの部分が、スプレッドシートを使うことも多いでしょうし、現場作業者がいるようなケースであると、紙とペンを今でも使用しているケースも少なくありません。

そのような最後の一歩「The last-mile」をデジタル化するために、AppSheetが有効であるというわけです。

このセッションでは、その導入成功例として、高速道路の建設プロジェクトを提供するKLB Construction社のDirector of Information Services、Richard Glassさんが自社の事例を紹介してくださいました。

デジタル化の3つのステップ

このセッションでは、そのデジタル化の3つのステップを、デモを用いて紹介されています。

ひとつずつ見ていきましょう。

プロセスをデジタル化し、G Suiteの機能を拡張する

まずは、プロセスをデジタル化し、G Suiteの機能を拡張するというステップです。

AppSheetは、スプレッドシートをデータソースとした、マルチプラットフォームのアプリを構築することができます。

当然、スプレッドシートに集まった情報は、紙とペンによる情報とは異なり、シェア可能なデジタルデータです。

また、モバイルデバイスからのデータ入力も可能ですから、これまで現場作業者が一時的に紙で記録せざるをえなかったデータが、すぐさま共有可能なデータとしてアップロードできます。

さらに、画像データを投稿でき、それは実際にGoogleドライブに保管されますが、AppSheetのアプリでスプレッドシートのデータと統合された上で、アプリ上に表示されます。

このようにして、これまでデジタル化できなかった領域をデジタル化できるというわけです。

タスクを自動化する

次に、タスクを自動化するというステップです。

セッションでは、データがアップデートされた際に、指定のメールアドレスにメールを送信するという「Workflow」の作成をデモンストレーションしています。

もちろんノーコードで設定可能です。

AppSheetでは、メール送信以外にもアプリ通知、データの変更、ファイルの保存といった動作を自動で行わせることができるようになります。

ツールとリソースを配布する

KLB社は、現在は18のアプリケーションを使用していて、オフィスと現場作業者のコミュニケーションを支えています。

実際に、AppSheetのアプリを開発したとして、アプリを配布するという手順があります。

際には、小さなチームでデモンストレーションをし、そのフィードバックを受けながら完成に近づけるという手順を踏むそうです。

まとめ

以上、ブレークアウトセッション「Supercharge Productivity With No-Code Apps Using AppSheet」から、AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法をお伝えしました。

AppSheetは大きな可能性を秘めたプラットフォームです。

私も皆さんがこの武器をうまく活用できるよう、お手伝いすべく準備を進めています!

さて、次回はG Suiteの「Search & AI」についてのセッションのレポートをお送りします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ

The post AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法 first appeared on いつも隣にITのお仕事.

G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します

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Power Your Business with Search & AI in G Suite

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら!

AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回はAppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法をレポートします。

ノーコードアプリ開発プラットフォーム「AppSheet」のセッションのレポートをお送りしました。

今回は、ブレークアウトセッション「Power Your Business with Search & AI in G Suite」のレポートです。

Google CloudのSenior Product Manager、Jennifer ShenさんとVishnu Sivajiさんから、G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介していただきました!

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では、行ってみましょう!

G Suiteが生み出す大きな価値

調査によると、G Suiteは以下のような効果を上げているとのことです。

  • ユーザーあたり年間171時間を節約している
  • その節約された時間のうち20%が付加価値タスクに再割当てされている

それに貢献しているのが、G Suite全体に組み込まれているAIの機能です。

このセッションでは、AIを活用した数々の機能について紹介されています。

Googleカレンダーによるスマートなスケジューリング

まず、Googleカレンダーでは、2つの機能が紹介されました。

時間を探す機能は、ミーティングのすべての参加者が参加可能な時間を見つけて、提案をしてくれる機能です。

会議室の提案は、人数や部署などから適切な会議室を自動提案するというものです。

Hey Google voice control

Google Meetハードウェアは、Googleアシスタントと同様に、「OK,Google!」の呼びかけから声で操作可能です。

デバイスの近くに行かずとも、ハンズフリーでミーティングを開始することができます。

Google Meetのリアルタイムキャプション

Google Meetによるミーティングで、リアルタイムに字幕をつけることができる、画期的な機能です。

ただ、残念なことに、この機能は現在英語でのみ利用可能とのこと。以降、言語を追加していく予定とのことです。

Google Meetのノイズフィルタリングとローライト

これは、他のセッションでも紹介されていた機能ですが、Google Meetではノイズフィルタリング自動ローライトが搭載されています。

出席者の環境に合わせて自動で対応してくれ、すぐに会議に集中できます。

G Suite with the Google Assistant

昨年11月に、G SuiteとGoogleアシスタントのベータ版が発表されました。

つまり、G SuiteをGoogleアシスタントで操作することができるようになったということです。

具体的には以下のようなことが可能です。

  • Googleカレンダーの予定の読み取りとクエリ
  • Googleカレンダーでの会議の作成、キャンセル、再スケジュール
  • Gmailでメッセージを送信する
  • Google Meetの会議にダイヤルする

また今回、Nest Hub MaxからMeetに参加できるようになったことが発表されました。

G Suiteの検索

すでに多くの方が活用しているはずですが、G SuiteではGmail、Googleドライブ、またはChromeの検索バーから検索機能を使用可能です。

これにより、目的のファイルやメールに簡単にたどりつくことができます。

Gmailの優先トレイと通知

Gmailの優先トレイは、ユーザーの行動によりパーソナライズされるものです。

また、モバイルの通知は「高優先度のみ」の設定が可能です。

いずれも、ユーザーは何もすることなく、適切な仕分けや通知をするようにしてくれる昨日です。

GmailのNudges

Nudgesは、「ひじでこづく」みたいな意味があるそうですが、Gmailが返信やフォローアップのレコメンドをしてくれる機能です。

メッセージに以下のような表示をするというものです。

  • 受信してから3日経ってますよ、返信しますか?
  • 送信してから5日経ってますよ、フォローしますか?

Googleドライブのクイックアクセスと候補

Googleドライブでは、ユーザーの次に使用しそうなファイルを上部にレコメンド表示するクイックアクセスを利用することができます。

また、候補のページでは、ワークスペースというファイルの集まりを作れますが、このワークスペース自体もドライブがレコメンドしてくれます。

これらにより、ドライブでの検索時間が50%短縮されたそうです。

Cloud Search

Cloud SearchはG Suiteと他のビジネスシステムを横断的に検索することができます。

最近の機能強化には、ワイルドカード、アプリごとの類義語、補足結果のサポートが含まれています。

Gmailのスマートリプライ

労働者は1日の28%、1年に650時間メールで過ごしているそうです。

スマートリプライは、Gmailのメールの返信を3パターン自動で生成してレコメンドするというものです。

モバイルからの10%の返信は、スマートリプライで行われているとのことです。

GmailとGoogleドキュメントのスマートコンポーズ

スマートコンポーズは、GmailとGoogleドキュメントで使用でき、文章作成時に、文脈から先の文を予測入力ができるようにするという非常にパワフルな機能です。

より速く書けるようになるのはもちろん、スペルミスや文法エラーも削減できます。

現在は、英語でのみ使用可能ですが、週に30億文字の入力を節約しているしているそうです。

今回、英語以外にもスマートコンポーズが展開されることが発表されたそうですが、次はスペイン語になるとのこと。

日本語は…待ちましょう。

Googleドキュメントのスペルと文法の候補と自動修正

Googleドキュメントでは、まだまだ入力支援機能が充実しています。

スペルや文法の候補は、スペルや文法のミスを発見し、修正提案をする機能です。

この機能は、最先端のニューラルテクノロジーでさらに提案を強化がされ、文法提案の数が50%増加したとのことです。

さらに、おそらく日本語では対応していないのですが、一般的なスペルミスは自動的に修正されます。

これにより、スペルミスの60%が自動的に修正されるようになったそうです。

Googleフォームの作成支援

Googleフォームでは、質問の内容からデータの種類が自動で選択されたり、回答オプションの提案がされるといった作成支援機能があります。

あまりにも自然すぎて、あまり普段は意識していないかも知れませんね。

Easily clean up data

スプレッドシートでもいくつかの機能がComing Soonとして発表されました。

まず、重複する行、空白、数値のフォーマットの問題、データの異常を特定し、データのクリーンアップの提案をするという機能です。

早く使ってみたいですね…1

スマートフィル

スマートフィルは、検出されたパターンに基づいて、データ入力を自動化するという機能です。

現在は、数値や日付などの連番での入力が可能ですが、これがパターン化された文字列、メールアドレス、住所など、さまざまな入力提案が可能となるということです。

Formula suggestions make formula

関数名を記憶したり、範囲を入力したりは、どうしても時間がかかります。

数式の提案は、その入力を提案し、スピードアップするというものです。

まとめ

以上、G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介しました!

普段、意識せずに使っているものもあれば、そうでないものもあったかも知れませんね。

まだ体験したことがないものがあれば、ぜひ意識して使ってみてください。

さて、次回はMicrosoftやサードパーティアプリとともに、G Suiteをどう使いこなすかについてのセッションです。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
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  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
  5. AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法

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G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法

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Work Beyond Borders: How to Use G Suite with Microsoft and Your Favorite Third-Party Applications

みなさん、こんにちは!
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今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら。

G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、G Suite全体に組み込まれているAI機能についてたっぷり紹介します。

G Suiteの全体で組み込まれているたくさんのAI機能について紹介しました。

今回のテーマは、G SuiteをMicrosoftや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法です。

紹介するセッションは、Google CloudのProduct Manager、Jon HarmerさんとJeffery Hoehlさんによる「Work Beyond Borders: How to Use G Suite with Microsoft and Your Favorite Third-Party Applications」です。

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では、行ってみましょう!

たくさんのアプリケーションを使っている

私たちは、たくさんのアプリケーションを使って仕事をする必要があります。

調査によると、大企業で使用されているアプリの数は平均で129だそうです。

これらのアプリをうまく使うことが必要なわけですが、これらのアプリ間を移動するために年間32日間が無駄になっているそうです。

G Suiteは、Microsoftをはじめ他社のアプリケーションとシームレスに連携するように設計されています。

Microsoftとの共存を可能にする

当然ながら、オフィススイートとして完全にG Suiteだけを使うという選択肢もあり、移行を手助けするためのG Suite Migrateというサービスが提供されています。

しかし、状況によっては社内で戦略的にMicrosoftとGoogleを両方使ったほうがよいケースや、外部パートナーがMicrosoftをメインに使用しているケースもあります。

今回は、後者のケースでG Suiteが「Microsoftとの共存」もうまくできるという話です。

G SuiteでのOfficeファイルの利用

G SuiteはExcel、Word、PowerPointといったOfficeファイルをファイルを変換せずに開いてスムーズに編集をすることができます。

G Suiteならではの共同作業も同様に行うことができますし、モバイルデバイスからの編集も可能です。

Wordファイルに対してはスマートコンポーズも機能します。

G SuiteとOutlookの相互運用

組織がOutlookを使用している場合、IT管理者が相互運用ツールで設定をするだけで、OutlookのデータがGoogleカレンダーにリアルタイムに同期されます。

これにより、Googleカレンダーの「会議室の提案」の機能も使用できるようになるというわけです。

また、Outlookから直接Google Meetのビデオ会議をスケジュール、参加、作成することも可能です。

G Suiteアドオンによる他のアプリケーションの統合

前述のとおり、私たちはMicrosoft以外にも非常に多くのアプリケーションを使用しているわけですが、それら他のアプリケーションとの統合を実現するのがG Suiteアドオンです。

G Suiteアドオンとは

**G Suiteアドオンとは他のアプリケーションをG Suiteに統合する機能です。

G Suiteには、スプレッドシート、ドキュメント、フォーム、スライドで使用できるDocsアドオンという類似機能がありますが、G Suiteアドオンはそれとは別で、以下のようにさらに拡張された機能を提供するものです。

項目 Docsアドオン|G Suiteアドオン
サードパーティアプリをG Suiteに統合する ○|○
G Suite APIを使用する ○|○
G Suite全体で共通のシンプルなUX |○
より直感的なコンテキスト |○
強化された管理とセキュリティ |○
モバイルからの利用 |○

G Suiteアドオンは、現在カレンダー、Gmail、ドライブで使用でき、すでにデフォルトで「カレンダー」「Keep」「To Do」がアドオンとして使用できるはずです。

右側のクイックアクセスサイドパネルから、上記3つのアプリケーションからすばやくアクセスすることができます。

Coming soonとして、ドキュメント、スプレッドシート、スライドからもG Suiteアドオンが利用できるようになると発表されました。

G Suite Marketplace

G Suiteアドオンは、G Suite Marketplaceから閲覧、インストールできます。

すでにサードパーティから数千のアプリが配布されていますので、お気に入りのアドオンを追加することがでるのです。

さらに、G Suiteアドオンは自社で開発することもでき、ドメイン内限定で公開することも可能です。

まとめ

以上、G SuiteをMicrosoftや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法をお伝えしました。

G Suiteは組織がなるべくラクにG Suiteを使い始められるように、またG Suiteを使いはじめてからもなるべくラクに他のアプリケーションと合わせて使えるようにしています。

そんなメッセージが詰まったセッションでしたね。

さて、次回はG Suiteのコラボレーションの未来についてのセッションをレポートします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
  5. AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
  6. G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します

The post G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法 first appeared on いつも隣にITのお仕事.

どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン

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Teamwork from Anywhere: G Suite's Vision for Content Collaboration

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

今回のテーマはどこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン

Google Cloud、Director, Product ManagementのRany Ngさんによるブレークアウトセッション「Teamwork from Anywhere: G Suite’s Vision for Content Collaboration」のレポートをお送りします。

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では、行ってみましょう!

G Suiteはリアルタイムコラボレーションのパイオニア

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リモートワークが新しい常識となりました。

米国ではその間、労働者の47%がリモートワークをしているそうです。

それを受けて、オンラインでチームが共同作業をできるようにすることが必要になります。

なぜなら、従業員の時間の75%は、他の人とのコラボレーションに費やされているからです。

G Suiteは、リアルタイムコラボレーションのパイオニアであり、リモートで柔軟な作業ができるように設計されています。

また、このような環境の変化に迅速に対応できるようにデザインされています。

さらに、G Suiteでは新機能やアップデートが多数用意されており、場所にとらわれずに、チームがよりよいコラボレーションができるようになるとのこと。

以下で見ていきましょう。

Create & connect with flexibility

ドキュメント、スプレッドシート、スライドは、リアルタイムのコラボレーションにより、コンテンツを作成できます。

チームは常にたったひとつの最新のバージョンに取り組むことができます。

以下、これに関する新機能を紹介していきます。

コメントバッジ

コメントバッジは、コメントや提案に「@」メンションをすることで、チームメイトを含めることができるという機能です。

この機能は近日公開とのことです。

Gmailからのコメント

コメントに関する通知メールがGmailへ届くわけですが、そのメールから直接コメントに返信をしたり、解決をしたりすることができます。

これは、Android、iOSアプリからでも利用できるようになりました。

Officeファイルの編集

Officeファイルは変換をすることなく、すべての機能をG Suiteファイルと同様に使用できるようになりました。

例えば、共有、リアルタイムコラボレーション、コメントディスカッション、バージョン履歴などです。

Officeファイルの編集機能は、まもなくGmailそしてモバイルデバイスにも拡張される予定です。

他のファイルやリソースとシームレスに作業する

ドキュメント、スプレッドシート、スライドは他のファイルやリソースとシームレスに作業できるように作られています。

例えば、スライド、チャートや表へのリンクは、その情報源の最新に更新を簡単に反映します。

また、新機能のスマートプレビューは、ドキュメントのプレビューやオーナー、更新日時などをすばやく表示する機能です。

スマートコンポーズの多言語展開

スマートコンポーズは、文脈から次のセンテンスを予測し入力補完をする機能です。

より入力を速く、正確に実現できるようになります。

現在は英語のみで提供されていますが、スペイン語を皮切りに他の言語にも提供されていく予定であると発表されました。

new Home for WorkとSide-by-side editing

他の多数のセッションでも紹介されている「new Home for Work」

これは、GmailからChat、Room、Meet、Taskなどをシームレスに利用できるようにするもので近日公開となっています。

コラボレーションという視点では、この中に「Side-by-side editing」という機能が追加されます。

これは、Gmail上でChatをしながらドキュメントを編集することができるというものです。

コミュニケーションからスムーズにコレボレーションを開始できるわけです。

どこからでも会議をはじめる

逆に、ドキュメント、スプレッドシート、スライドからコミュニケーションをすぐに開始できるロードマップが用意されています。

まず、近日中に各アプリケーションからMeetによる会議をワンクリックで開始できるようになります。

さらに、その後のロードマップとして、各アプリケーション上に通話画面を表示し、通話をしながらコラボレーションができるようになるそうです。

Activate real-time data and insights

G Suiteでは、最新のデータにあらゆる場所からすぐにアクセスできるようにし、洞察から結論を出すための重要なツールとして、フォームとスプレッドシートが提供されています。

スマートで接続されたフォーム

フォームでは、そのインテリジェンス機能により質問やその選択肢をすばやく作成することができます。

また、フォーム上または、スプレッドシートに接続することで、すぐにその結果の確認と分析を行うことが可能です。

セッションでは、Forms APIのβ版について発表されました。

これにより、サードパーティアプリケーションからフォームの作成や編集、レスポンスの受信などが可能になるとのことです。

スプレッドシートでインサイトを発見する

スプレッドシートは、さまざまなデータについてレポートの作成、データの可視化、インサイトの発見ができるツールで、それをコラボレーションで行えます。

近日公開の機能としてSmart Fillと、Smart Cleanupという2つの機能が紹介されました。

Smart Fillはデータ内のパターンを検出し、データ入力をオートコンプリートにより行う機能です。

また、Smart Cleanupは、データの重複削除や空白の除去、データを正確に整形するなどの作業をサジェストするというものです。

Operate with agility

この状況下では、素早く組織を運営していくことが強く求められています。

そのツールとして、Googleサイト、そしてMeetとスライドを用いることができます。

Googleサイト

Googleサイトは、簡単なクリック操作だけで簡単にWebサイトを作り、公開することができます。

フォーム、ドキュメント、シート、スライドを埋め込むこともでき、常に最新かつ重要な情報を公開することができ、人々はそれにアクセスすることができます。

スライドとMeetで全体に情報提供

リモートになったとしても、Meetの会議またはライブストリーミング、そしてスライドプレゼンテーションにより、全社に情報を提供することができます。

現在、スライドで提供されているQ&A機能が、近日中にMeetにも搭載されます。

まとめ

以上、どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョンについてお伝えしました。

新機能も含めて、かなり豊富なので、いったんすべてに触れてみて、チームに合った機能と使い方を見つけるとよいかも知れませんね。

今回はコラボレーションがでしたが、次回はコミュニケーションがテーマです。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
  5. AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
  6. G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します
  7. G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法

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G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来

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Communication in G Suite: The Future of Gmail, Chat, Meet, and More

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回はG Suiteによるコラボレーションとそのビジョンについてお伝えしました。

どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョンについてレポートします。

今回のテーマは「コミュニケーション」です。

G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来についてお伝えします。

Google CloudのSenior Product ManagerであるTom Holmanさんと、Product ManagerであるDave Loxtonさんによる「Communication in G Suite: The Future of Gmail, Chat, Meet, and More」からのレポートとなります。

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では、行ってみましょう!

何もかも「多い」状況下でG Suiteを活用する

新型コロナウイルスの感染拡大は、リモートで柔軟に働けるよう全ての企業を加速しています。

週に数日自宅で仕事をする米国の労働者は、以前は3.6%にとどまっていましたが、パンデミック発生後は25~30%まで増加しています。

2020年3月の調査によると、CFOの74%は、従業員の一部をパンデミック収束後も恒久的にリモートワークにシフトするつもりであると述べています。

G Suiteはそれらを強力にサポートをするツールですが、Googleは今後さらに多くの計画を立てています。

なぜなら、パンデミック以前から抱えていた課題に加えて、パンデミックによる課題が追加され、以下のような事実があるからです。

  • 一般的な従業員が持つファイル数は12,000を超える
  • 週の20%は情報の検索に費やされている
  • 企業は平均で129のアプリを使用している
  • そしてそのアプリ間の移動は平均約2分
  • 作業の66%は、同僚とのやり取りに関係している
  • 知識労働者の41%は重要でないタスクに費やされている
  • 組織の75%が在宅勤務を推進している
  • 人々はその責任を果たしながら育児、介護、家事に週61時間費やす

情報、アプリ、人、場所、責任、いずれも多すぎるからです。

new home for work

このような状況下で、より影響力の高い仕事にフォーカスをするために、G Suiteに「new home for work」が導入されます。

これは、Gmailにメールのほか、Chat、Rooms、Meetなどがシームレスに使用できるというものです。

PCでのWeb画面とアプリとに同様に導入されます。

これにより、私たちはどのような体験をすることができるのか、以降で具体的にみていきましょう。

Bringing things together

Email

Gmailは15億人が使用する最高クラスのセキュリティとインテリジェンスを備えたメールサービスです。

Chat

加えて、Chatも同様に最高クラスのコミュニケーション体験を提供するものです。

Chatタブは1対1または少人数のグループチャットが含まれます。

Meet

Meetによる会議はすでにGmailから素早くアクセスできるようになっています。

タップするだけで誰かと音声通話またはビデオ通話を開始できます。

Rooms

グループでの共同作業をするためのワークスペースがRoomsです。

ルームごとに、共有のコミュニケーション、ファイル、タスクを確認でき、そこからプロジェクトに関するさまざまな作業を行うことができます。

G Suiteアドオン

Gmailでは、G Suiteアドオンとして統合されたサードパーティツールを導入することで、アクセスすることができるようになります。

これは、PCのWeb画面だけでなく、アプリからも同様に使用できる強力なものです。

make things better together

コミュニケーションには複数のチャネルがあります。

メール、チャット、タスク…これらのチャネルをシームレスに移動することが重要です。

home for workでそれがいかに実現できるかについて紹介していきます。

チャネル間のシームレスな移動

メール、チャット、タスク、ミーティングなどすべてが相互に接続されています。

メールからRoomsを開始したり、チャットから通話を開始したり、メッセージをタスクに変えたり…といったように、他のチャネルから他のチャネルへの移動がシームレスに行えるようになっています。

チャネル全体を検索

Gmailからすべてのチャネルを検索することができます。

流動的にコラボレーションする

Roomsでは、チームとチャットしたり、共有ファイルにアクセスしたり、プロジェクトに関するタスクを割り当ててそれを追跡したりということが可能です。

コンテキストでのコラボレーション

Chatと並行してドキュメントを編集することができるSide-by-sideドキュメント編集に加えて、picture-in-pictureミーティングで、共同作業の相手と通信しながらコラボレーションが可能になります。

優先順位を付けるのに役立つ機能

RoomsやChatでは優先順位付けの助けとなる機能があります。

Roomsで重要なルームにピンを立てて表示を上にすることができます。

また、ChatではGmailのNudgeと同じ機能が導入され、返信やフォローが必要そうなチャットをサジェストしてくれるようになります。

時間を保護するための機能

集中したい時間やプライベートな時間を保護するための機能もあります。

不在ステータスの表示、通知を止めるサイレントモードなどです。

まとめ

以上、G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来についてお伝えしました。

「The next generation of Gmail」をぜひ早く体験したいものです。

さて、次回はG Suite Essentialsについてのセッションについてレポートをします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
  5. AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
  6. G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します
  7. G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法
  8. どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン
  9. G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来

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G Suite Essentials~チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法

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Introducing G Suite Essentials: The Simplest Way for Teams to Securely Work Together from Anywhere

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら。

G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来についてです。

今回は、チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法としてG Suite Essentialsについて紹介をします。

Google CloudのGo-to-Market, Product Management、Ben Boydさんによるセッション「Introducing G Suite Essentials: The Simplest Way for Teams to Securely Work Together from Anywhere」からのレポートです。

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では、行ってみましょう!

新しい働き方にいかに適応するか

パンデミック以降

  • リモートワークをを定期的に行う従業員数が36%増加
  • 週に数日自宅で仕事をする米国の労働者は25-30%に

と、リモートワークは「ニューノーマル」としてすっかり浸透しました。

しかし、ほとんどのチームはその準備ができていません。

というのも、彼らが使っているツールには以下の課題があるからです。

  • 多くのツールは分散したチーム向けに設計されていない
  • セキュリティの脆弱性
  • 統合されていない切断されたツール群

G SuiteEssentialsとは

G Suite Essentialsは、その課題を解決し、チームがどこからでも共同作業できるようにするものです。

多くの組織では、急激に必要になったリモートワークのために、完全にG Suiteを導入し、メールをはじめ負荷のかかる移行をすぐに行う準備はなかなかできないものです。

それが、G Suite Essentialsが登場した理由です。

G Suite Essentialsはドライブ、Meet、スプレッドシート、ドキュメント、スライドを含むツール群を提供するものです。

Googleドライブは2億以上のユーザーがに親しむ最も人気のあるストレージサービスのひとつで、Google Meetは毎日30億分の通話が行われています。

モダンで、セキュアで、シームレスに統合されたソリューションで、リアルタイムコラボレーションを実現可能です。

そして、ZoomとBoxから切り替えた場合、毎月60%以上のコスト節約が可能です。

Google Meet – 安全なビデオ会議

Google Meetは安全なビデオ会議を実現するツールです。

今や、リモートワークでは必須ともいえるビデオ会議ツールですが、以下のような特徴を備えており安全で快適に使用することができます。

  • ブラウザ、またはMeetiOSまたはAndroidアプリから使用
  • タブ、ウィンドウを参加者と共有
  • 150名までの会議を開催
  • 会議を記録してドライブに保存し、後で共有または視聴
  • Googleの安全なインフラストラクチャに基づいて構築
  • Meetのすべてのデータは、すべてのブラウザ、およびモバイルアプリとハードウェアでデフォルトで転送中に暗号化

モダンなコラボレーション

G Suite Essentialsはモダンなコラボレーションを行うことができる、ツール群を含んでいます。

つまり、以下のような共同作業が可能です。

  • リアルタイムの共同作業によりコンテンツ作成をする前提で構築されており、リモートチームワークが容易
  • バージョン管理の問題とファイルをやり取りする必要性を排除

また、Googleドライブは、Meetによる録画も含めてチームのすべてのコンテンツを保存します。

チームで使用できる共有ドライブや、デスクトップからファイルにアクセスできるドライブファイルストリームを使用することが可能です。

速くて簡単に導入可能

G Suite Essentialsはスピーディに導入が可能です。

組織にとってメール移行はとても負荷のかかる作業になりますが、G Suite Essentialsはその作業をせずに導入できます。

まず、ユーザーの多くはMeet、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったツールに慣れ親しんでいるため、学習が容易です。

また、24時間年中無休のサポートにアクセスでき、30か国以上で利用可能なフリーダイヤルが用意されています。

Officeファイルをシームレスに操作することができ、共同作業やバージョン管理もGoogleツールと同様に機能するなど、Microsoftをはじめとしたツールとスムーズに共存することが可能です。

まとめ

以上、チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法としてG Suite Essentialsについて紹介をしました。

以下からサービスページにリンクします。

G Suite Essentials: チームでのコラボレーションに役立つシンプルなツール
G Suite Essentials は、シンプルでありながらチームのコラボレーションと高い生産性を実現します。Google Meet、ドライブ、ドキュメントといったツールを活用し、チームで連携しましょう。

ユーザーあたり$8の利用料となりますが、30日間の無料試用期間があります。

メール移行が大変…という組織は検討をするとよいでしょう。

さて、次回はいよいよGoogle Apps Scriptの新IDEについて紹介します!

どうぞお楽しみに!

連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ

2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。
  1. Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
  2. 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
  3. Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
  4. G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
  5. AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
  6. G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します
  7. G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法
  8. どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン
  9. G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来

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Google Apps Scriptのエディタが刷新…新IDEが登場します!

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gas-new-ide

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。

前回の記事はこちら。

G Suite Essentials~チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法
Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしています。今回は、チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法としてG Suite Essentialsを紹介をします。

G Suite Essentialsの概要とその活用についてお伝えしました。

さて、今回ですが、Next OnAirと並行して開催されていた「Live Dev Talks」という開発者がプレゼンする別イベントがありました。

そこで、Google CloudのDeveloper Advocate、Charles Maxsonのセッション「Weekly Recap with DevRel」にて、Google Apps Scriptの新しいIDEすなわち開発環境についてのデモがありましたので、そのレポートをお送りします。

では、行ってみましょう!

Google Apps Scriptに新しいIDEがやってきた!

さて、これまでGoogle Apps Script(以降GAS)のIDE、つまり開発環境といえば「スクリプトエディタ」でした。

スクリプトエディタは、編集、デバッグ等の基本機能は備わってはいますが、ちょっぴり古くて、ちょっぴり機能が物足りないというのは否めないというのは事実…

また、保管された実行ログや、トリガーの確認は、Apps Scriptダッシュボードに遷移して確認しなくてはいけないというのも少し面倒でしたね。

ですが、いよいよそれらの問題を解決するGASの新しいIDEが登場するというのです!

セッションでは、新IDEのデモをたっぷり見せてもらいましたのでレポートをしていきます。

新IDEの画面イメージ

まず、GASの新IDEの画面イメージはこちらです!

GASの新IDE

現在のスクリプトエディタと変わった部分でいうと、以下のような変化が見られます。

  • マテリアルUIにデザイン統一された
  • 最も左側にアイコン表示によるサイドメニューがある
  • 上側の旧来のメニューはないっぽい
  • ツールバーの内容も絞り込まれて洗練された
  • シンタックスハイライトのカラーリングが変更された

すっきりと見やすい感じですね…

新IDEのサイドメニュー

Overview

サイドメニューの一番上のアイコンは「Overview」です。

GASの新IDEのOverview

Overviewを開くとプロジェクトのコンテナ、オーナー、ユーザーの権限、作成日、更新日、最終実行日などの情報や、実行数やエラー率などを確認できます。

Triggers

サイドメニューの3つ目のアイコンは「Triggers」です。

GASの新IDEのTriggers

クリックすると、インストーラブルトリガー一覧が表示され、管理できます。

また、右下の「Add Trigger」から新たなトリガーを作成できます。

Executions

サイドメニューの下から2番めのアイコンは「Executions」、つまり実行結果です。

GASの新IDEのExecutions

開くと、これまでのスクリプトの実行結果、実行された関数、実行のタイプ、実行日時、実行時間、成功か失敗かが一覧されます。

おそらく、クリックするとログの確認ができると思うのですが…デモではクリックしてくれませんでした。残念。

Project Settings

一番下の歯車アイコンは「Project Settings」です。

GASの新IDEのProject Settings

ここはシンプルですね…

てっきりこのメニューから、プロパティストアやスクリプトIDの確認、ライブラリの設定ができるものと思ったのですが、違うのですかね?

エディタの機能

気になるエディタの編集機能ですが、どのようにパワーアップするでしょうか。

ちなみに、サイドメニューの2番めのアイコンがエディタにアクセスするものです。

コードの折りたたみ

まず、コードの折りたたみが可能になりました!

GASの新IDEのコード折りたたみ

普通にありがたい…!

オートコンプリート

スクリプトエディタでは「コンテンツアシスト」という名称ですが、オートコンプリートすなわち、入力補完機能は新IDEでも健在です。

GASの新IDEのオートコンプリート

しかしさらに、メンバーについて詳細な情報を表示する機能が追加されます。

GASの新IDEのメンバー情報表示

これで、公式ドキュメントを参照する回数はだいぶ減らせるかも知れませんね。

JavaScriptの組み込みオブジェクトについてもオートコンプリートとメンバー情報表示があればいいのですが…

デモでは、これに加えて引用符の自動補完や、修正箇所のサジェストについても、その様子を確認することができました。

定義の参照

定義の参照は変数(おそらく関数も)について、右クリックメニューから定義したコードを参照できるというものです。

GASの新IDEの定義の参照

デバッグの機能

デバッグの機能も再設計されます。

エラーメッセージ

エラーメッセージは画面下部に表示されるようになります。

GASの新IDEのエラーメッセージ

過去のエラー情報も蓄積されていて、実行時間と内容を確認できますね。

また、クリックして該当の行にも飛ぶことができそうです。

デバッグ実行

デバッグ実行時は、右側のサイドバーでCall stackとVariablesを確認しながら、ステップインなどが使えそうです。

GASの新IDEのデバッグ実行

今はなかなか使いづらいのでデバッグ実行と疎遠ですが…、新IDEではかなり戦力になりそうです。

まとめ

以上、Google Apps Scriptの新IDEについてのレポートをお送りしました!

エディタとデバッグ機能が大幅にパワーアップしつつ、今はApps Scriptダッシュボードでのみ使える機能が新IDEに集約されますね。

これは、開発効率は間違いなく上がりますね…早く来てほしいものです。

以下、公式ブログによると「年内に発表」とありますので、期待して待ちましょう!

G Suite デベロッパー プラットフォームを使ってシンプルでシームレスなワークスペースを構築する | Google Cloud Blog
※この投稿は米国時間 2020 年 7 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。 統合された柔軟なワークスペースとなると、望まれるワークスタイルを確立できるよう支援することがまさに重要となります。G Suite 以外にも、Adobe、Box、DocuSign、Sales

さて、次回は「Business Application Platform」のキーノートのレポートをお送りします。

どうぞお楽しみに!

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