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【初心者向けGAS】本当の最初の一歩!スクリプトエディタでプロジェクトを開く

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photo credit: criggchef 365: Day 20 – Open Doors via photopin (license)

さて、以下の記事ではGoogle Apps Script(GAS)をはじめるためのメリットをがっつり説明しています。

超初心者へGoogleAppsScriptを始めるメリットをこれでもかと説明します
Gmailやスプレッドシート、カレンダーなど数々のGoogleサービスを操作することができるGoogle Apps Script…仕事効率化において、学び活用するメリットをこれでもかとお伝えします。

それを読んでみて「Google Apps Scriptを勉強してみよう!」と意気込んでみたものの、いざ作ろうとなると、何を作ったらいいの?と悩んでしまうこともあるようです。

そんな時に、ぜひおすすめしたいのが「Bot」の作成です。

チャットワークやSlack、チャットが難しい場合はメールでも大丈夫ですが、それらに対して、何かを自動で通知するというものです。

実は、Botの作成は、意外とそれほど多くのテクニックを使わずに作れてしまうにもかかわらず、実現できると超楽しい!!

つまり「コストパーヨロコビ」が大きいので、初心者にとってもオススメです。

ということで、今回から超初心者向けにGoogle Apps ScriptでBotを作る方法を題材としながら、GASプログラミングの一通りの流れと書き方について学ぶシリーズを展開します。

本当に最初の第一歩からということで、今回はスプレッドシートからスクリプトエディタを開く手順をお伝えします。

プロジェクト、コンテナバインドとは何か、といったことも解説しますよ。

では、行ってみましょう!

Google Apps Scriptをはじめる準備

まず、Google Apps Scriptを利用するための準備が必要です。

といっても超簡単で、以下の二つだけでOKです。

  • Googleアカウント
  • ブラウザ

ほとんどの方は既に持っていますよね。

Googleアカウントは、G Suiteアカウントのほうが色々と優遇されているので望ましいですが、無料のGmailアカウントでもOKです。GASは無料で使えるのです。

スクリプトエディタを開く

では、実際にGASのプログラミングに触れていきましょう。

GASのプログラミングは、Googleが用意してくれているスクリプトエディタというツールを使って進めていきます。

なので、GASプログラミングはスクリプトエディタを開く動作からはじまります。

スクリプトエディタの開き方には、いくつか種類がありますが、今回はスプレッドシートから開いていきます。

Googleドライブからスプレッドシートを作成する

まず、Googleドライブの「新規」ボタンから「Googleスプレッドシート」をクリックし、新規のスプレッドシートを作成しましょう。

Googleドライブから新規のスプレッドシートを開く

スプレッドシートからスクリプトエディタを開く

続いて、開いたスプレッドシートのメニューから「ツール」→「スクリプトエディタ」とたどります。

スプレッドシートからスクリプトエディタを開く

すると、以下のような画面が開きますが、このツールが「スクリプトエディタ」です。

スクリプトエディタを開いた初期の画面

この中央の画面にプログラムを書いていくという形ですね。

プロジェクトとは

さて、スクリプトエディタのタイトル部分には「無題のプロジェクト」と記載されていますね。

スクリプトエディタのプロジェクト名

GASではプログラム(スクリプト)を「プロジェクト」という単位で作成していきます。

プロジェクトの中にはいくつかの「ファイル」を作ることができます。

最初のうちは、複数のファイルを作ることは、そんなに多くはないかも知れません。

スクリプトエディタの画面構成

スクリプトエディタの画面はシンプルですが、それぞれ以下のような役割になります。

  • メニュー:スクリプトエディタのメニュー。かなり有用な機能が含まれているので、一通り覗いておくと良いでしょう。
  • ツールバー:スクリプトの操作をするためのツール群(この画面では、一部拡張機能を使って追加で表示しているものもあります)。
  • ファイル一覧:プロジェクトに含まれるファイル一覧。
  • コードエリア:選択しているファイルのコードを編集・表示するエリア。

スクリプトエディタの画面構成

コンテナバインドスクリプトとは

さて、今回はスプレッドシートからスクリプトエディタを開きました。

こうして作成されたプロジェクトは、開いたスプレッドシートに紐付いた形で保存されます。

このような形式を「コンテナバインドスクリプト」と言います。

「紐づく」は英語でbindですね。

それで、コンテナバインドスクリプトは、バインドしているスプレッドシートなどのファイル(親ファイルと言ったりします)を操作しやすくなるなどのメリットがあり、以下の各Googleアプリケーションで作成することができます。

  • スプレッドシート
  • ドキュメント
  • フォーム
  • スライド
  • サイト

一方で、Google アプリケーションの紐付かずに単体でスクリプトを作成することもでき、その場合、コンテナバインドスクリプトに対して、スタンドアロンスクリプトと言います。

最初のうちはスプレッドシートと関連したスクリプトを作ることが多いでしょうし、便利な機能が使えるので、初心者のうちはコンテナバインドスクリプトを中心に使っていけば良いと思います。

まとめ

以上、Google Apps Scriptでスクリプトエディタでプロジェクトを開くところまでをお伝えしました。

手順としては大したことはありませんね。

ただ、プロジェクトスクリプトコンテナバインドなどといった概念については、GAS独自のところもありますので、しっかり理解しておいていただくと良いと思います。

次回は、スクリプトの編集と実行の方法についてお伝えしていきます。

どうぞお楽しみに!


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